ワインは、コンクールにて評価されることで人気になることがあります。
そんなコンクールの1つであるフェミナリーズ世界ワインコンクール2022が、2022年4月6日（水）、7日（木）、8日（金）の3日間をかけ、パリ東部ヴァンセンヌの森、パルク・フローラル・ド・パリにて開催されました。
今年行われた第16回フェミナリーズ世界ワインコンクールは、全世界からの出品は4780アイテム、日本からはワイン、リキュール、日本酒、日本産蒸留酒合わせて429アイテムが出品されました。
そんなワインの中で日本ワインも参加しており、金賞を全32アイテム（赤：18、白：13、スパークリング：１）が受賞致しました。
そこで今回は金賞を受賞した日本ワインを紹介させて頂きたいと思います。
※金賞を受賞した白ワインについてはこちらから
- フェミナリーズ世界ワインコンクールとは？
- 金賞を受賞した赤ワイン18選
- ①（特非）みどりの杜福祉会いわきワイナリー フジノユメ
- ②（特非）みどりの杜福祉会いわきワイナリー マスカットベーリーA
- ③了美ヴィンヤード&ワイナリー ゼフィール ルージュ
- ④了美ヴィンヤード&ワイナリー ゼフィール マスカットベーリーA
- ⑤了美ヴィンヤード&ワイナリー ゼフィール メルロー プライベートリザーブ
- ⑥株式会社林農園 桔梗ヶ原メルロ2019
- ⑦株式会社林農園 エステートゴイチ メルロ柿沢2019
- ⑧岩の原葡萄園 深雪花 赤
- ⑨岩の原葡萄園 ヘリテイジ2019
- ⑩株式会社白山やまぶどうワイン 白山 アンドソル ヤマソーヴィニョン
- ⑪株式会社エーデルワイン ゼーレオオハサマ ツヴァイゲルトレーベ 樽熟成2019
- ⑫株式会社エーデルワイン ゼーレオオハサマ メルロー 樽熟成 2019
- ⑬株式会社エーデルワイン ゼーレオオハサマ ラタイ 樽熟成 2019
- ⑭株式会社サンクゼール エナ2019
- ⑮株式会社アグリコア 越後ワイナリー ドメーヌ越後メルロー2016
- ⑯ジオヒルズワイナリー ミマキ メルロー2020
- ⑰楠わいなりー 楠R 2019
- ⑱株式会社サンクゼール チャペルヴィンヤード+2018
- 最後に
フェミナリーズ世界ワインコンクールとは？
世界中の女性ワイン専門家が選ぶユニークな国際コンクール
フェミナリーズ世界ワインコンクール｜フェミナリーズ・ジャポン (feminalise-japon.com)
ワインの本場フランスでTOP5に入る世界的知名度の高いコンクールです。日本を始め世界中から毎年約5000アイテムのワインがフランスに集結します。最大の魅力は、審査員が、世界中の女性ワイン専門家であるということ。世界中から経験豊かな、女性ソムリエ、女性醸造家、女性ジャーナリスト、女性シェフなど約600名の女性ワイン専門家が集まり、厳正なブラインド・テイスティング審査で評価します。
日本からは2017年より【日本産ワイン】【日本産リキュール】が出品され、2020年からは新設された【日本酒部門】、2022年からは新設された【日本産蒸留酒部門】への出品が始まっています。
入賞したワイン・リキュール・日本酒・蒸留酒は、高品質保証としての「メダルシール（複製防止のためマイクログラビア法印刷）／首掛けPOP」とともに国内外に広くPRされます。
また、日本国内においては入賞社の表彰式開催とともに、日本産ワイン、日本産リキュール、日本酒、日本産蒸留酒４部門それぞれの【TOP OF THE BEST】を発表します。この賞は、審査評価得点の中で最高得点だったアイテムに与えられる名誉あるもので特別なPRの権利を有します。
2022年4月17日（月）に結果発表予定でしたが日にちがずれて、21日に結果の発表がされました。
一体どんなワインが受賞したのか、早速見て行きたいと思います。
金賞を受賞した赤ワイン18選
①（特非）みどりの杜福祉会いわきワイナリー フジノユメ
まずご紹介するのは、福島県いわき市にあるいわきワイナリーのフジノユメです。
「フジノユメ」は日本の野山に自生する山ぶどうとメルローを交配させた品種です。
山ぶどう由来の深みのある色合いで、優しい渋みとほどよい酸味のあるワイン。
野性味のあるジビエとの相性がよく、ステーキや牛肉のワイン煮込み等、やや濃いめのお料理にあわせてお召し上がりください。
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/26e331b2.ecdca1a1.26e331b3.1c999bb9/?me_id=1388503&item_id=10000012&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fiwakiwinery%2Fcabinet%2F07971442%2F07971480%2Fimgrc0089139970.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
②（特非）みどりの杜福祉会いわきワイナリー マスカットベーリーA
続いてご紹介するのは、福島県いわき市にあるいわきワイナリーのマスカットベーリーAです。
『マスカット・ベリーＡ』単一品種の軽めの辛口赤ワイン。
甘いチャーミングな香り、すっきりとした飲み口で女性に人気のワインです。
夏は冷やして、冬は常温でお楽しみください。
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/26e331b2.ecdca1a1.26e331b3.1c999bb9/?me_id=1388503&item_id=10000003&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fiwakiwinery%2Fcabinet%2Fmuscat%2Fmusca-thum3.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
③了美ヴィンヤード&ワイナリー ゼフィール ルージュ
続いてご紹介するのは、宮城県大和町にある了美ワイナリーのゼフィールルージュです。
ぶどうは、メルロー73%、カベルネソーヴィニヨン19%、カベルネフラン8%という欧州系赤３品種を使用、それぞれを単独で醸造、熟成したのち、ブレンドしました。
カシスやスミレ、カカオなど豊かな香りとまろやかな味わいが満足感の高い余韻をもたらします。
④了美ヴィンヤード&ワイナリー ゼフィール マスカットベーリーA
続いてご紹介するのは、宮城県大和町にある了美ワイナリーのゼフィール マスカットベーリーAです。
ガーネットのしっかりとした赤い色調にベリー系のアロマやカカオのニュアンスなど、豊かな香りが感じられ、まとまりのある味わいに仕上がりました。
トマトを使用した料理の他、牛肉などのお肉料理にも相性よくお楽しみいただけます。
⑤了美ヴィンヤード&ワイナリー ゼフィール メルロー プライベートリザーブ
続いてご紹介するのは、宮城県大和町にある了美ワイナリーのゼフィール メルロープライベートリザーブです。
高品質のメルローを単独で醸造、熟成しました。
スミレやプラムなど黒いベリー系の果実のニュアンスを持ち、芳香性豊か、しっかりとした構成で肉付きもよく、繊細に包み込まれた上質なタンニンを併せ持つ特別醸造の赤ワインです。
⑥株式会社林農園 桔梗ヶ原メルロ2019
続いてご紹介するのは、長野県塩尻市にある林農園 五一わいんの桔梗ヶ原メルロです。
自社農場で栽培された最高級のメルロのみを使用しています。
フレンチオーク樽で熟成させました。カシスやブラックベリーのような果実香と熟成による上品でふくよかな香り、芳醇な味わいをお楽しみ下さい。
⑦株式会社林農園 エステートゴイチ メルロ柿沢2019
続いてご紹介するのは、長野県塩尻市にある林農園 五一わいんのエステートゴイチ メルロ柿沢です。
標高800mの塩尻市柿沢地区にある自社畑産のメルロを使用しており、昼夜の寒暖差が大きく、水はけの良い土壌で垣根栽培を行っております。
樽熟成由来のバニラ香とメルロ種由来の果実香が調和されています。
⑧岩の原葡萄園 深雪花 赤
続いてご紹介するのは、新潟県上越市にある岩の原葡萄園の深雪花 赤です。
完熟したマスカット・ベーリーAを厳選して醸造しているワイン。
果皮や種からの香味成分をしっかりと抽出後、樽の中でじっくりと熟成を重ねました。
濃縮感のある果実味が、ふくらみのあるまろやかさを醸し出す赤ワインの傑作です。
ちなみに「深雪花（みゆきばな）」は、その酒質を可憐な雪椿にたとえて命名されたワインです。
⑨岩の原葡萄園 ヘリテイジ2019
続いてご紹介するのは、新潟県上越市にある岩の原葡萄園の岩の原ワイン ヘリテイジ 2019です。
岩の原葡萄園産の「マスカット・ベーリーA」と「ブラック・クイーン」、「ベーリー・アリカントA」を厳選し、さらに厳しい選果を経て醸造しています。
フレンチオーク樽で15ヶ月間ゆっくりと熟成を重ねることで、香り、味わいとも凝縮感のある赤ワインに仕上がっています。
⑩株式会社白山やまぶどうワイン 白山 アンドソル ヤマソーヴィニョン
続いてご紹介するのは、福井県大野市にある白山やまぶどうワインの白山アンドソルヤマソーヴィニョンです。
Andosols（アンドソル）とは、白山ワイナリーは、白山国立公園内の経ケ岳山麓に広がる段丘上の緑豊かな地にあります。
この地は、数十万年前の経ヶ岳噴火による火山灰土に覆われた水はけの良い黒ボク土です。
この黒ボク土の国際的な呼称がAndosols（アンドソル）と呼ばれ、白山ワイナリーのワインは、黒ボク土で育まれたぶどう達で造られています。
ヤマソーヴィニョンは、日本ヤマブドウとカベルネソーヴィニョンの交配による新しいヤマブドウ交配品種で、両方の特長を合わせもった日本生まれのブドウです。
濃い赤紫色でふくよかな果実味、そして程よい渋さと爽やかな酸味が調和したミディアムボディの赤ワインです。
⑪株式会社エーデルワイン ゼーレオオハサマ ツヴァイゲルトレーベ 樽熟成2019
続いてご紹介するのは、岩手県花巻市にあるエーデルワイン ゼーレオオハサマ ツヴァイゲルトレーベ樽熟成2019です。
エーデルワイン最高級ブランドであるゼーレオオハサマは、エコファーマーの認定を受けた大迫町の葡萄栽培者とエーデルワインが地元葡萄にこだわりより良いワインづくりへの情熱と魂(ゼーレ)を込めた特別醸造限定品シリーズです。
ゼーレオオハサマ ツヴァイゲルトレーベ樽熟成2019は全体を通して気温はやや高めで降水量は少なく乾燥傾向でした。
収穫期にも雨が少なく天候に恵まれた年となり良質なぶどうが収穫できました。
チョコレートやブラックベリーを思わせる甘い香りがあり、ほど良い渋みと果実味のある赤ワインです。
⑫株式会社エーデルワイン ゼーレオオハサマ メルロー 樽熟成 2019
続いてご紹介するのは、岩手県花巻市にあるエーデルワイン ゼーレオオハサマ メルロー樽熟成 2019です。
エーデルワイン最高級ブランドであるゼーレオオハサマは、エコファーマーの認定を受けた大迫町の葡萄栽培者とエーデルワインが地元葡萄にこだわりより良いワインづくりへの情熱と魂(ゼーレ)を込めた特別醸造限定品シリーズです。
2019年は全体を通して気温はやや高めで降水量は少なく乾燥傾向でした。
収穫期にも雨が少なく天候に恵まれた年となり良質なぶどうが収穫できました。
黒い果実を思わせる香りやほのかな甘い樽香が感じられ、しっかりとした渋みと果実味のある赤ワインです。
⑬株式会社エーデルワイン ゼーレオオハサマ ラタイ 樽熟成 2019
続いてご紹介するのは、岩手県花巻市にあるエーデルワイン ゼーレオオハサマ ラタイ 樽熟成です。
エーデルワイン最高級ブランドであるゼーレオオハサマは、エコファーマーの認定を受けた大迫町の葡萄栽培者とエーデルワインが地元葡萄にこだわりより良いワインづくりへの情熱と魂(ゼーレ)を込めた特別醸造限定品シリーズです。
オーストリア原産の品種「ラタイ」は、岩手県花巻市大迫町において日本で初めて栽培された希少な品種です。
この地で収穫されたのラタイを限定醸造し、丹念に仕上げました。
非常に濃い色合いで、黒い果実を思わせるような香りと味わいがあり、凝縮感と力強さをもった赤ワインです。
⑭株式会社サンクゼール エナ2019
続いてご紹介するのは、長野県上水内郡飯綱町にあるサンクゼールワイナリーがリリースしたエナ 2019です。
美しい赤紫色で熟したベリーやスパイスの香り、太陽の恵みを受けて育まれた、豊かな果実味が心地よく、優しい口当たりの赤ワインです。
ぶどうの産地はすべて長野県産で、長野県サンクゼールワイナリーで造られています。
原料品種はメルロー 64％、カベルネフラン 18％、ピノノワール 8%、カベルネソーヴィニョン 8％、 コンコード 2％です。
⑮株式会社アグリコア 越後ワイナリー ドメーヌ越後メルロー2016
続いてご紹介するのは、新潟県南魚沼市にある越後ワイナリーのドメーヌ越後メルロー2016です。
新潟県南魚沼市産メルロー種100％使用したワインで、ドメーヌ越後メルローはその年の最優良葡萄を厳選し選果・醸造、木樽で12ヶ月間熟成させることで生まれたワインです。
重厚感のある味わいと柔らかな果実香。最高品質メルローのファインワイン。
⑯ジオヒルズワイナリー ミマキ メルロー2020
続いてご紹介するのは、長野県小諸市にあるジオヒルズワイナリーのミマキ メルロー2020です。
2020年収穫のメルローを12ヶ月樽熟成。
程よい樽香の中に土っぽさも感じられ、熟したベリーの香りが感じられます。
粘土質の御牧ヶ原らしい、滑らかなタンニンと優しい口当たりのミディアムボディのメルローです。
⑰楠わいなりー 楠R 2019
続いてご紹介するのは、長野県須坂市にある楠ワイナリーの楠R2019です。
ボルドー系黒ブドウ3種を「品種ごと」「畑ごと」に225ℓの小樽で約１年熟成。
樽出しの際代表楠が、様々なブレンドパターンを試行錯誤した結果、おおよそメルロー5：Cソーヴィニョン4：Cフラン1、買入れブドウ：自社ブドウほぼ半々という答えに辿り着きました。
甚大な台風被害が出た2019年とは思えない、楠らしい『エレガントな』味わいです。
⑱株式会社サンクゼール チャペルヴィンヤード+2018
続いてご紹介するのは、長野県上水内郡飯綱町にあるサンクゼールワイナリーのチャペルヴィンヤード+2018です。
標高600ｍの昼夜の温度差が大きい南東斜面に位置している「大入ヴィンヤード」と、ワイナリーレストラン・サンクゼールの前に広がる南向きの急斜面「チャペルヴィンヤード」2つの自社畑から収穫されたぶどうを醸し、樽で12ヶ月熟成させました。
木いちごのような果実香と黒胡椒などのスパイス香、樽由来の甘いバニラ香が優美に立ち上がる、上品な味わいと余韻が楽しめる赤ワインです。
原料品種はカベルネフラン 37％、ピノノワール 32％、メルロー28％、カベルネソーヴィニョン3％です。
「チャペルヴィンヤード+2018」が日本ワインの最高峰 TOP OF THE BEST を受賞しました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
素晴らしい個性、性格、複雑さを持つワインとして評価されたことで、日本ワインも世界に誇ることの出来るワインが毎年リリースされていることがわかるのではないでしょうか。
是非この機会に日本ワインも飲んでみてはいかがでしょうか。
フェミナリーズ世界ワインコンクールに興味を持った方はこちらもおすすめです。
コメント