今回はドメーヌヒデで醸造のお手伝いへ伺ったので、作業内容を紹介して行きます。
今回は、ぶどうを醸造する上で重要な「破砕・圧搾(はさい・あっさく)」についてです。
ワインの工程を大まかに説明すると、収穫したぶどうを液体と固体へ分離する作業が必要となります。
それが、「破砕・圧搾」という作業になります。
ぶどうの実をつぶすことで、皮が破れて中から果汁が出てきます。
赤ワインの場合は、ぶどうの皮や種などの、普段であれば食べない部分も一緒に入れて発酵させるのでまとめてつぶします。
ちなみに地味でやりたがらない農作業である、草刈編も投稿しているのでよかったら見て行って下さい。
ドメーヌヒデのポリシー
私たちは、次のことを守りワインを造ります。
domainehide.com/
・ひとつひとつの畑からワインを生む
・月に従い自然に造る
・葡萄に頑張らさせない
頑張らせない
日本の農業はとても優秀です。1本の樹から500房の葡萄を育てます。葡萄はいつも頑張っています。私たちは、葡萄が頑張りすぎることを恐れ栽培します。
月とワイン
植物や身体は、月の力、潮の満ち引きの影響を受けています。
何億トンもの海水が動く満月と新月は、葡萄が最も力強くなるときです。
私たちは、常に月と共にあります。
手の届く小仕込み
すべてが見えるところにあります。
醸造タンクは胸より下の高さです。
私たちは、ワインを感じながら葡萄を醸します。
今回は、破砕を行っていくのですが、通常「破砕」をしていく際は、圧搾機やプレス機、搾汁機を使うことが多いですが、今回は伝統的な「ぶどう踏み」でぶどうをつぶしていきます。
まずは着替えます。
長靴とズボンがくっついている服です。
つなぎのようなものです。
このつなぎをアルコール消毒をして、念入りに除菌をしていきます。
ステンレスタンクへ入る!
そして、脚立(きゃたつ)を使って自らをステンレスタンクへ入れて行きます。
なんかお風呂に入るような雰囲気ですね。
すでにぶどうが入っているので、ぶどうの上に乗っている感じです。不思議な感覚。
中に入っているのは当日に収穫したメルロー。
ひたすらふみふみして、破砕作業を行って行きます。
ドメーヌヒデではぶどう踏みのみです。
女性と男性で踏む力は変わるので味わいも変わるそうです。
写真では余裕そうですが、実際はかなりの重労働!
ぶどうってこんなに硬いのかと感じます。
さすがに一人では難しいので、交代でふみふみ。
これは思った以上にきつい…今回破砕したぶどうたちが果たしてどんなワインになるか、今から楽しみですね。
ドメーヌヒデの詳細情報
住所:〒400-0306 山梨県南アルプス市小笠原436−1
(基本的に、農作業・醸造をされておりますので、見学等ご希望の際は事前にHP等で確認・連絡の上でお願い申し上げます。)
ドメーヌヒデでは、サポーター募集もございますので、空きが出ましたら是非募集してみてはいかがでしょうか。
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