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【金賞白ワインまとめ】フェミナリーズ世界ワインコンクール2022受賞の日本ワイン14選

イベント・コラム

ワインは、コンクールにて評価されることで人気になることがあります。

そんなコンクールの1つであるフェミナリーズ世界ワインコンクール2022が、2022年4月6日(水)、7日(木)、8日(金)の3日間をかけ、パリ東部ヴァンセンヌの森、パルク・フローラル・ド・パリにて開催されました。

今年行われた第16回フェミナリーズ世界ワインコンクールは、全世界からの出品は4780アイテム、日本からはワイン、リキュール、日本酒、日本産蒸留酒合わせて429アイテムが出品されました。

そんなワインの中で日本ワインも参加しており、金賞を全32アイテム(赤:18、白:13、スパークリング:1)が受賞致しました。

そこで今回は金賞を受賞した日本ワインを紹介させて頂きたいと思います。

金賞を受賞した赤ワインについてはこちらから

フェミナリーズ世界ワインコンクールとは?

世界中の女性ワイン専門家が選ぶユニークな国際コンクール
ワインの本場フランスでTOP5に入る世界的知名度の高いコンクールです。日本を始め世界中から毎年約5000アイテムのワインがフランスに集結します。最大の魅力は、審査員が、世界中の女性ワイン専門家であるということ。世界中から経験豊かな、女性ソムリエ、女性醸造家、女性ジャーナリスト、女性シェフなど約600名の女性ワイン専門家が集まり、厳正なブラインド・テイスティング審査で評価します。
日本からは2017年より【日本産ワイン】【日本産リキュール】が出品され、2020年からは新設された【日本酒部門】、2022年からは新設された【日本産蒸留酒部門】への出品が始まっています。
入賞したワイン・リキュール・日本酒・蒸留酒は、高品質保証としての「メダルシール(複製防止のためマイクログラビア法印刷)/首掛けPOP」とともに国内外に広くPRされます。
また、日本国内においては入賞社の表彰式開催とともに、日本産ワイン、日本産リキュール、日本酒、日本産蒸留酒4部門それぞれの【TOP OF THE BEST】を発表します。この賞は、審査評価得点の中で最高得点だったアイテムに与えられる名誉あるもので特別なPRの権利を有します。

フェミナリーズ世界ワインコンクール|フェミナリーズ・ジャポン (feminalise-japon.com)

2022年4月17日(月)に結果発表予定でしたが日にちがずれて、21日に結果の発表がされました。

一体どんなワインが受賞したのか、早速見て行きたいと思います。

金賞を受賞した白ワイン14選

①月山ワイン山ぶどう研究所 ソレイユ・ルバン 甲州シュール・リー

まずご紹介するのは、月山ワイン ソレイユ・ルバン 甲州シュール・リーです。

山形県鶴岡市にある月山ワイン山ぶどう研究所がリリースしたワインで、品種は甲州100%をシュールリー製法にて醸造したワインになります。

シュール・リー(sur lie)とはフランス語で「オリの上」という意味で、5ヶ月間以上オリと接触させ貯蔵したぶどう酒のことをいいます。

山形県鶴岡市では250年前から甲州ぶどうが栽培されており、日本の栽培北限といわれその鶴岡市・櫛引地区で栽培される甲州ぶどうを100%使用しました。

この甲州種単一種で作った「ソレイユ ルバン(朝日が昇る:フランス語)」は、フルーティな香りときれのいい酸味を持つキリッとした味わいの辛口ワインです。

すっきりしつつもシュール・リーのしっかり感も感じられ、ワインを飲み始めの方にも無理なくお薦めできます。

②月山ワイン山ぶどう研究所 ソレイユ・ルバン ヴェルデレー

続いてご紹介するのは、月山ワイン ソレイユ・ルバン ヴェルデレーです。

山形県鶴岡市にある月山ワイン山ぶどう研究所がリリースしたワインで、山形県庄内地方で栽培されたヴェルデレーを100%使用にて醸造したワインになります。

ヴェルデレーとは主に東北地方などの寒冷地で栽培されている品種で、ヴェルデレー種はフランス人のアルベール・セイベル氏が交配によって作り出した品種で別名セイベル9110種とも呼ばれます。

柑橘系のグレープフルーツの爽やかな香りと味わい豊かでフレッシュな酸味が特徴のスッキリとした辛口ワインに仕上げました。

③駒園ヴィンヤード株式会社 Tao駒園甲州2021

続いてご紹介するのは、駒園ヴィンヤード Tao 甲州駒園です。

山梨県甲州市に創業し70年近くの歴史を持つ家族経営のワイナリーである駒園ヴィンヤードで醸造したワインになります。

有機農法で栽培された山梨県産・甲州100%を使用、最高樹齢80年の古樹から採れた甲州が生み出す、豊富なミネラル、軽快な酸が絶妙なバランスを醸し出し、フレッシュ感を際立たせた辛口に仕上げています。

淡いレモンイエローの色合い、グラスに注ぐとレモンや青りんごや果実のアロマにゆずの和柑橘のニュアンスも感じ、口に含むと、梨や白桃のふくよかな果実味に、甲州の特徴であるクリスピーな酸と豊かなミネラルがバランスよくまとまり、余韻にはグレープフルーツの皮を想わせる渋みを伴う余韻が長く続きます。

フルーティかつミネラル感があり、バランスに優れた飲み心地の良さは、甲州ワインのイメージを覆すと言っても過言ではありません。

④駒園ヴィンヤード株式会社 Tao甲州桜花2021

続いてご紹介するのは、駒園ヴィンヤード Tao甲州桜花2021です。

山梨県甲州市に創業し70年近くの歴史を持つ家族経営のワイナリーである駒園ヴィンヤードで醸造したワインになります。

「Tao 甲州桜花」は、ほんのりピンク色をした桜の花びらを思わせる淡く綺麗な色合いが魅力。

ソメイヨシノをイメージしたという淡い桜色は、甲州ブドウ由来の果皮の色。

柑橘の爽やかな香りとバラのような華やかな香り、凛とした酸味と旨味。

するすると沁み込んでゆくピュアな味わいをぜひ一度ご堪能下さい。

⑤駒園ヴィンヤード株式会社 Tao駒園甲州樽醗酵2021

続いてご紹介するのは、駒園ヴィンヤード Tao 甲州駒園 樽醗酵です。

山梨県甲州市に創業し70年近くの歴史を持つ家族経営のワイナリーである駒園ヴィンヤードで醸造したワインになります。

こちらは繊細で優しいイメージの葡萄・甲州種を木樽で熟成させることにより、樽香を纏った厚みのある果実味に仕立てています。飲みごたえのあるエッジの効いた口当たりが魅力の1本です。

みかんやゆず、すだちの和柑橘のアロマにバニラやナッツ、トースト香の芳醇な香りが折り重なるようにグラスから広がります。

口に含むと滑らかでボリューム感のある印象。

熟した白桃や洋梨の果実味に、穏やかな酸とタンニン、余韻には鼻腔をくすぐる樽香が長くつづきます。

樽の風味は強くなく、見事にワインに溶け込み「美しく程よく力強い」味わいです。

冷やしすぎず、冷蔵庫から少し出しておいてから飲むことをお勧めいたします。

⑥株式会社サドヤ シャトーブリヤン白2017

続いてご紹介するのは、サドヤ シャトーブリヤンです。

山梨県甲府市にあるサドヤワイナリーがリリースしたワインで、1917年の創業後、いち早くヨーロッパ系葡萄品種の栽培に着手し1937年に作付けに成功し以来サドヤ農場で栽培されているセミヨンで造られ優良な年しか発売されないヴィンテージワインです。

フレッシュ感を保ちながら締まった酸が味わいを支えた力強い辛口白ワイン。

フランスのワイン造りを参考に始まったサドヤのワインづくりは、食事の中にあるワインを造ることを基本に続けています。

日本の山梨・甲府で造るサドヤのワインは、ワインが育くまれてきた背景を備えた、日本ワインの味わいが楽しむことができる、他とは違うワインに仕上がっています。

⑦カタシモワイナリー K.S.シャルドネ2021

続いてご紹介するのは、カタシモワイナリー KS シャルドネです。

大阪府柏原市にあるカタシモワイナリーがリリースしたワインで、品種はシャルドネ100%で醸造されたワインになります。

国産のシャルドネをステンレスタンクで低温発酵させました。

豊かな香りとすっきりとした飲み心地が特長のワインです。

⑧大和葡萄酒株式会社 古代甲州2021

続いてご紹介するのは、大和葡萄酒 ハギーワイン 古代甲州です。

山梨県勝沼町にある大和葡萄酒がリリースしたワインで、品種は甲州100%のワインになります。

指定文化財・百年樹「甲龍」より枝分けした甲州種の葡萄などを使用した辛口白ワイン。

甲州葡萄が持つ醸造用品種本来の酸味がきいたスッキリした味わいの中にも、コクのある辛口を醸し出し、和食にマッチしたワインとして作り上げました。

幅広いファンを持つロングセラーワインです。

⑨株式会社サンクゼール サンクゼールシャルドネ 2019

続いてご紹介するのは、サンクゼールシャルドネ2019です。

長野県上水内郡飯綱町にあるサンクゼールワイナリーがリリースしたワインで、20年以上の樹齢の木から収穫したシャルドネでスッキリとした酸味を骨格に、やさしさと奥深さが味わえる白ワインです。

自社畑の大入ヴィンヤードは、標高約600m、昼夜の温度差が大きい南東斜面に位置するぶどう畑で、サンクゼールがワイン用のぶどう栽培を始めた時期(1989年)に植えられた、樹齢25年以上のシャルドネの木から造られるぶどうを使い、サンクゼールシャルドネは造られています。

日本国内では、樹齢20年以上の木から収穫される味わい深いワインは、希少です。

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⑩越後ワイナリー 越後ワインシャルドネ2019

続いてご紹介するのは、越後ワイン 越後シャルドネです。

新潟県南魚沼市にある越後ワイナリーがリリースしたワインで、20年以上の樹齢の木から収穫したシャルドネでスッキリとした酸味を骨格に、やさしさと奥深さが味わえる白ワインです。

雪国に生まれ育った本格派「越後ワイン」が初めて世に出てから35年。これまで培ったノウハウと情熱のすべてを注ぎ込み、新潟県南魚沼市地内のぶどう園で栽培された極上の原料のみで醸造しました。新潟県で栽培されたシャルドネ種を100%原料に使用しています。アロマとブーケをほど良く調和させるため木樽で12ヶ月熟成させました。力強くシャープな味わいが特徴のワインです。

⑪月山トラヤワイナリー 月山山麓醸造シャルドネ2021

続いてご紹介するのは、月山山麓 シャルドネです。

山形県西川町にある月山山麓 月山トラヤワイナリーがリリースしたワインで、品種はシャルドネ100%です。

契約栽培のシャルドネを使用しゆっくりと発酵させ、終了後にオリと接触させるシュール・リーを行い豊かなボディー感と香味を付与しました。

⑫フジッコワイナリー株式会社 フジクレールシャルドネ樽熟成2019

続いてご紹介するのは、フジクレール シャルドネ樽熟成です。

山梨県勝沼町にあるフジッコワイナリーがリリースしたワインで、品種はシャルドネで、山梨県北杜市明野町のシャルドネ種のみを使用しております。

まずは味わいを素直に引き出すため、ステンレスタンクで発酵を行った後、バランスを考え、わずかながら樽熟成を行い、仕上げました。

甘いリンゴの蜜と青りんご、白い花のような香りが感じられ、上品な印象。果実味と樽のバランスが非常に良く、酸味も丸みを帯び、旨味と共に全体が調和しています。

⑬大和葡萄酒株式会社 ハギースパーク重畳2021

続いてご紹介するのは、白ワインではなくスパークリング部門で受賞した大和葡萄酒 ハギーワイン ハギースパーク重畳です。

2016ジャパンワインコンペティション金賞、コストパフォーマンス賞のW受賞他、国内ワインコンクールでは毎年高い評価を得ているスパークリングワイン。

2000円以下というコストパフォーマンスにも優れる人気商品でほのかなオークの香りと程よい酸味の辛口スパークリングワインです。

⑭月山トラヤワイナリー 月虎シャルドネ

※情報なしのため、今後情報が公開され次第、掲載いたします。

最後に

いかがでしたでしょうか。

素晴らしい個性、性格、複雑さを持つワインとして評価されたことで、日本ワインも世界に誇ることの出来るワインが毎年リリースされていることがわかるのではないでしょうか。

是非この機会に日本ワインも飲んでみてはいかがでしょうか。

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