みなさんは日本ワインを飲んでますか?
日本ワインを探して日々ワイナリーや酒屋さん、飲食店さんに伺っては投稿を続けて、ついに500軒を超えました。
日本ワインのあるところについては地図にまとめてますので、ぜひ活用して頂ければ幸いです。
さて今回ご紹介するのは、大手のビールメーカーであるキリンビールが傘下に持つ、シャトーメルシャン勝沼ワイナリーの中にある施設「ワイン資料館」です。
シャトーメルシャン勝沼ワイナリーには以前も訪れたことがありますが、歴史を知りたい方はこちらです。
山梨県勝沼での歴史を語る上で、欠かせないワイン造りの歴史。
日本ワインの歴史ともいえる場所へ早速行ってみたいと思います。
こんな方におすすめ
・日本ワインがお好きな方
・シャトーメルシャン勝沼ワイナリーへ行かれる方
・日本ワインの歴史を調べたい方
シャトー・メルシャンワイン資料館とは?
1904年に建てられた、現存する日本最古の木造ワイン醸造所は、現在『シャトー・メルシャンワイン資料館』として、一般に公開されています。ここでは、日本ワインの誕生・変遍や、シャトー・メルシャンの歴史を知ることができます。明治期以降に実際にここで使われていた貴重な醸造器具や日本最古のワインの展示、ラベルの変遷など、今日のシャトー・メルシャンの礎となる先人たちの軌跡・功績を知ることができます。
勝沼ワイナリー|行く見るふれる|シャトー・メルシャン (chateaumercian.com)
シャトーメルシャン勝沼ワイナリーへ入って左側にあるのが、この施設。
2020年夏に一部改修工事を行い、現在では展示内容が刷新され、バイリンガル表記にて公開しています。
2020年、文化庁が認定する「日本遺産」に「日本ワイン140年史〜国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」が認定され、『シャトー・メルシャン ワイン資料館』とその収蔵品も構成文化財として認定されました。
もともとは醸造施設だったということもあり面影は残っております。
中へ入って見る!
入口を入ると、シャトーメルシャンと日本ワインの歴史に触れることが出来るようになっております。
1877年にメルシャンの源流ともいえる「大日本山梨葡萄酒会社」が創立されてからの歴史が書かれております。
明治・昭和の時代にどのように日本ワインが造られ、販売されていたかが動画で残されております。
当時はかなりの重労働だったことがわかりますし、この地には昭和天皇も来られたことのある場所のため、その様子も見られます。
シャトーメルシャンのワイン造りが明治時代に使われていた道具と共に展示されております。
ちなみにこちらが当時の瓶詰機です。
濾過機・手押しポンプ・コルク打栓機で行っています。
明治時代にどうやって造られていたかがわかる資料。
基本的には人力車で運んでいたんだなぁ。
木製の破砕機。
破砕後のぶどうの果汁はどうなるのか?
受液槽という破砕溜めに流し入れることで、流れ落ちた果汁を受け止める役割を担います。
受液槽に溜まった果汁は試桶で清水桶に運び発酵させることになります。
こちらは当時の圧搾機。
まだワイン造りの文化もない日本で造られた木造の圧搾機
輸入したわけではないのが驚きです。
そして発酵を終えたワインは、資料館の地下にある樽貯蔵させて寝かせることになります。
ここが地下貯蔵庫。
2010年まで実際に使われていた貯蔵庫になり、人間と同じ高さの樽が並びます。
そしてこの資料館で一番広い場所へ行ってみると、シャトーメルシャンの歴史を感じられる資料がずらりと並びます。
奥に見える資料が、桔梗ヶ原にメルローを、北信にシャルドネを増やす決断をした浅井昭吾についてと「甲州種」の品質向上と多様性について書かれています。
展示品も当時の歴史を感じられるものばかり並びます。
そして最も驚いたのは、現存する日本最古のワインが展示されている点です。
大樽の一部がガラス窓になっており、このガラス越しに現在も日本最古のワインをのぞくことが出来ます。
ここまで近くでみることはできませんが、ぜひご自身の目で確かめてほしいです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
日本ワインの歴史・シャトーメルシャンの歴史を感じられる場所になります。
日本ワインに興味を持った方は、まずここを訪れることをお勧めいたします。
シャトー・メルシャンワイン資料館の詳細情報
住所:〒409-1313 山梨県甲州市勝沼町下岩崎1106−1
電話番号:0553-44-1011
営業時間:9時30分~16時30分
コメント