ワインは、コンクールにて評価されることで人気になることがあります。
そんなコンクールの1つであるIWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2022のワインの受賞結果が、5月23日に発表となりました。
IWSC2021も金賞受賞ワインをご紹介しましたが、今回はIWSC2022で受賞した日本ワインについてご紹介して行きたいと思います。
日本ワインとは…日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で造られたワインの事を指します。
- IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)とは?
- 銀賞(シルバー)を受賞したワイン13選
- ①高畠ワイナリー/高畠ゾディアック カベルネソーヴィニヨン2016
- ②広島三次ワイナリー/TOMOE ピノノワール 白夜2021
- ③グランポレール/安曇野池田カベルネ・ソーヴィニヨン2018
- ④盛田甲州ワイナリー/シャンモリ 山梨 甲州2021
- ⑤北海道ワイン株式会社/余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ2019
- ⑥サンクゼール/エナ2019
- ⑦サンクゼール/長野シャルドネ2019
- ⑧本坊酒造/シャトーマルス 穂坂日之城キャトル・ルージュ 2019
- ⑨広島三次ワイナリー/TOMOE 待月(たいげつ) シャルドネ2020
- ⑩広島三次ワイナリー/TOMOE 芝床ヴィンヤード マスカット・ベーリーA2020
- ⑪広島三次ワイナリー/TOMOE マスカット・ベーリーA木津田ヴィンヤード2020
- ⑫盛田甲州ワイナリー/シャンモリ 柑橘香 御坂甲州2021
- ⑬広島三次ワイナリー TOMOE マスカット・ベーリーA木津田ヴィンヤード2019
- 最後に
IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)とは?
2019年に50周年を迎えたワイン化学者アントン・マッセルが1969年に設立。
IWSCが国際ワイン&スピリットコンクールを創設し、バイヤー、生産者、蒸留所、ソムリエ、ディストリビューター、インフルエンサーなど、数百人のグローバルエキスパートが年間を通じてワインやスピリッツを審査するなど、数百人の世界的な専門家が国際的な基準で品質を判断しております。
今年で53回となります。
そんなワインの中で日本のワイナリーも参加しており、銀賞を受賞した日本ワインが3アイテムありました。
ワイン採点システム
金(ゴールド):95-100点
銀(シルバー):90-94点
青銅(ブロンズ):85-89点
今回は銀賞(シルバー)を受賞した日本ワインを紹介させて頂きたいと思います。
銀賞(シルバー)を受賞したワイン13選
①高畠ワイナリー/高畠ゾディアック カベルネソーヴィニヨン2016
まずご紹介するのは、山形県高畠町にある高畠ワイナリーの高畠ゾディアック カベルネソーヴィニヨン2016です。
品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン種90%、メルロー種10%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、92点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
テイスティングノート
Takahata Winery | Zodiaque Cabernet Sauvignon 2016 | Still Wine | IWSC
“ラズベリー、調理されたクランベリー、ミント、ローストした茄子、革の成熟した香りで甘く魅惑的です。ローズの花びらの新鮮さと石灰岩のミネラル感が味わいに、アールグレーティーが仕上げられています。
②広島三次ワイナリー/TOMOE ピノノワール 白夜2021
続いてご紹介するのは、広島県三次市にある広島三次ワイナリーのTOMOE ピノノワール 白夜2021です。
品種は、ピノノワール種100%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、92点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
テイスティングノート
Hiroshima Miyoshi Winery | Tomoé Pinot Noir Byakuya 2021 | Still Wine | IWSC
“この上品でチャーミングなワインには、桃、アプリコット、カルダモン、白コショウの香りが感じられます。フルーティーな口当たりは、豊かで滑らかな食感と、メロンとライムのフルーツ風味がはっきりしています。”
③グランポレール/安曇野池田カベルネ・ソーヴィニヨン2018
続いてご紹介するのは、サッポロビールが母体のグランポレールの安曇野池田カベルネ・ソーヴィニヨン2018です。
品種は、カベルネソーヴィニヨン種100%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、91点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
ちなみにヴィンテージ違いのワインは、IWSC2021でシルバーを受賞したワインでもありますので昨年に引き続き受賞したことになります。
テイスティングノート
Sapporo Breweries | Grande Polaire Azuminoikeda Cabernet Sauvignon 2018 | Still Wine | IWSC
“かすかにカルダモンとベイリーフの香りを持つ赤いフルーツコンポート。熟したパウダー状のタンニン、奥にあるフレッシュさ、よく作られたオークで、味わいに重なり合った風味の深みがあります。”
④盛田甲州ワイナリー/シャンモリ 山梨 甲州2021
続いてご紹介するのは、山梨県勝沼にある盛田甲州ワイナリーの盛田甲州ワイナリー シャンモリ 山梨 甲州2021です。
品種は、甲州種100%でステンレスタンクで熟成されたワインです。
IWSC2022では、91点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
テイスティングノート
Morita Koshu Winery | Chanmoris Yamanashi Koshu 2021 | Still Wine | IWSC
“ジッピーで新鮮な柑橘系のフルーツの特徴で、白い花と石の果物の魅力的な香りがあります。バランスのとれた構造、これはエレガントなワインです。”
⑤北海道ワイン株式会社/余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ2019
続いてご紹介するのは、北海道にある北海道ワイン株式会社の余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ2019です。
品種は、ケルナー種100%でステンレスタンクで熟成されたワインです。
IWSC2022では、91点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
テイスティングノート
Hokkaido Wine | Yoichi Harvest Kerner Special Cuvee 2019 | Still Wine | IWSC
“繊細な香りのアプリコットの花、桃、ライチが味わいに絡み合い、爽やかな酸味と高揚感のあるコショウの香りで踊り、美味しく長い仕上がりになります。”
⑥サンクゼール/エナ2019
続いてご紹介するのは、長野県にあるサンクゼールのエナ 2019です。
品種は、メルロー64%、カベルネ・フラン18%、カベルネ・ソーヴィニヨン8%、ピノノワール8%、コンコード2%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、91点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
ちなみにヴィンテージ違いで、IWSC2021でブロンズを受賞したワインですので昨年より評価されたワインとなります。
テイスティングノート
St.Cousair | Ena 2019 | Still Wine | IWSC
“バラ、ラズベリー、レザーの集中した香りが鼻に感じられます。クランベリーの生き生きとした風味と風味豊かな構造を持つきめの細かい味わい。長くエレガントな仕上がりは、素晴らしい飲酒体験を締めくくります。”
⑦サンクゼール/長野シャルドネ2019
続いてご紹介するのは、長野県にあるサンクゼールの長野シャルドネ2019です。
品種は、シャルドネ種100%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、91点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
ちなみにヴィンテージ違いで、IWSC2021でブロンズを受賞したワインですので昨年より評価されたワインとなります。
テイスティングノート
St.Cousair | Nagano Chardonnay 2019 | Still Wine | IWSC
“豊かで、寛大で、複雑です。アカシア、パイナップル、肉質の白桃の香りが、クリーミーでバターのような仕上がり。”
⑧本坊酒造/シャトーマルス 穂坂日之城キャトル・ルージュ 2019
続いてご紹介するのは、山梨県にあるマルス山梨ワイナリー/本坊酒造のシャトーマルス 穂坂日之城キャトル・ルージュ 2019です。
品種は、メルロー(45%)、シラー(23%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(22%)、カベルネ・フラン(10%)で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、91点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
ちなみにヴィンテージ違いで、IWSC2021でブロンズを受賞したワインですので昨年より評価されたワインとなります。
テイスティングノート
Hombo Shuzo | Château Mars Hosaka Hinoshiro Quatre Rouge 2019 | Still Wine | IWSC
“桜のコンポートの上にミントとユーカリ、イラクサ、セージ、ベイリーフの香り。甘いスパイスのコアと熟したタンニンの繊細な食感を持つ微妙で明確に定義された果物。”
⑨広島三次ワイナリー/TOMOE 待月(たいげつ) シャルドネ2020
続いてご紹介するのは、広島県三次市にある広島三次ワイナリーのTOMOE 待月(たいげつ) シャルドネ2020です。
品種は、シャルドネ100%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、91点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
テイスティングノート
Hiroshima Miyoshi Winery | Tomoé Chardonnay Taigetsu 2020 | Still Wine | IWSC
“エレガントでジューシーで、トーストしたヘイズレナッツでフルーツ主導の味わいがバックアップされています。ミネラル分を含んだ風味豊かな仕上がり。”
⑩広島三次ワイナリー/TOMOE 芝床ヴィンヤード マスカット・ベーリーA2020
続いてご紹介するのは、広島県三次市にある広島三次ワイナリーのTOMOE 芝床ヴィンヤード マスカット・ベリーA2020です。
品種は、マスカットベーリーA100%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、90点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
テイスティングノート
Hiroshima Miyoshi Winery | Tomoé Muscat Bailey A Shibatoko Vineyard 2020 | Still Wine | IWSC
“赤いベリーの特徴とバイオレットの香り高い香りが魅力的です。味わいは上質なタンニンと良好な風味豊かで滑らかです。”
⑪広島三次ワイナリー/TOMOE マスカット・ベーリーA木津田ヴィンヤード2020
続いてご紹介するのは、広島県三次市にある広島三次ワイナリーのTOMOE マスカット・ベーリーA木津田ヴィンヤード2020です。
品種は、マスカットベーリーA100%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、90点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
ちなみにヴィンテージ違いで、IWSC2021でシルバーを受賞したワインですので昨年に引き続き評価されたワインとなります。
テイスティングノート
Hiroshima Miyoshi Winery | Tomoé Muscat Bailey A Kizuta Vineyard 2020 | Still Wine | IWSC
“クリーミーなバニラとオークのバックボーンを持つ新鮮な森の果物の花束。柔らかく丸みを帯びた柔らかいタンニンで、複雑さと果実濃度が良い。”
⑫盛田甲州ワイナリー/シャンモリ 柑橘香 御坂甲州2021
続いてご紹介するのは、山梨県勝沼にある盛田甲州ワイナリーのシャンモリ 柑橘香 御坂甲州2021です。
品種は、甲州種100%でステンレスタンクで熟成されたワインです。
IWSC2022では、90点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
テイスティングノート
Morita Koshu Winery | Chanmoris Kankitsu-Ka Misaka Koshu 2021 | Still Wine | IWSC
“上品で落ち着いており、清潔な白いフルーツの風味が濃く、味わいに苦いアーモンドとミネラル分が感じられます。爽やかな酸味。”
⑬広島三次ワイナリー TOMOE マスカット・ベーリーA木津田ヴィンヤード2019
最後にご紹介するのは、山梨県にあるマルス山梨ワイナリー/本坊酒造のシャトーマルス 穂坂三之蔵 カベルネ&メルロです。
品種は、メルロー45%、カベルネ・ソーヴィニヨン38%、アリカント9%、カベルネ・フラン5%で樽熟成されたワインです。
IWSC2022では、90点という評価で銀賞(シルバー)を獲得したワインです。
テイスティングノート
Hombo Shuzo | Château Mars Hosaka Sannokura Merlot-Cabernet 2017 | Still Wine | IWSC
“熟した、砕いた赤いさくらとドライフラワーの花びらの寛大な香りを花に感じます。長くて新鮮で複雑なオークスパイスが後ろに現れ、生き生きとした黒い果実の特徴があります。”
最後に
いかがでしたでしょうか。
素晴らしい個性、性格、複雑さを持つワインとして評価されたことで、日本ワインも世界に誇ることの出来るワインが毎年リリースされていることがわかるのではないでしょうか。
是非この機会に日本ワインも飲んでみてはいかがでしょうか。
ほしいワインがどうしても見つけられない方は…こちら。
酒屋さんに行ったけど、
探しているワインが見つからない!
どんなワインを選んでいいかわからない!
というあなたにワインを選ぶ際におすすめの方法は3つです。
①「ジャケ買い」ならぬ「ラベル買い」
CDを買う際にはおなじみの買い方です。
最近では、ラベルのかわいいラベルやデザインにこだわったワインも増えているので初めての方にはお勧めです。
②金賞を受賞したワインを選ぶ
ラベル買いだと美味しいワインじゃない可能性がある!と思われる方には、品評会で評価されたワインはいかがでしょうか。
日本または世界のワイン関係者が基準を基に選んだワインになりますので、客観的にみてもいいんではないでしょうか。
また選ぶ人が品評会によって異なるので、例えば女性が選んだワインもあるので客観的に見る上では一番いい選び方だと思います。
「でも品評会で選ぶと言ってもどんな品評会があるかわからない…」と思う方も多いと思います。
そんな方に参考の記事はこちらから↓
③とにかくいいワイン!
何でもいいからとにかく美味しいワインが飲みたい!と思った方には、もう高級なワイン一択でしょう。
高級なワインは、それぞれのワイナリーがその年で一番自信のあるワインをボトルに入れているので間違いありません。
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