ワインは、コンクールにて評価されることで人気になることがあります。
そんなコンクールの1つであるIWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2022のワインの受賞結果が、5月23日に発表となりました。
IWSC2021も金賞受賞ワインをご紹介しましたが、今回はIWSC2022で受賞した日本ワインについてご紹介して行きたいと思います。
日本ワインとは…日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で造られたワインの事を指します。
IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)とは?
2019年に50周年を迎えたワイン化学者アントン・マッセルが1969年に設立。
IWSCが国際ワイン&スピリットコンクールを創設し、バイヤー、生産者、蒸留所、ソムリエ、ディストリビューター、インフルエンサーなど、数百人のグローバルエキスパートが年間を通じてワインやスピリッツを審査するなど、数百人の世界的な専門家が国際的な基準で品質を判断しております。
今年で53回となります。
そんなワインの中で日本のワイナリーも参加しており、金賞を受賞した日本ワインが3アイテムありました。
※ワイン採点システム
金(ゴールド):95-100点
銀(シルバー):90-94点
青銅(ブロンズ):85-89点
続いては、金賞を受賞した日本ワインを紹介させて頂きたいと思います。
金賞(ゴールド)を受賞したワイン3選
北海道ワイン/北島ヴィンヤードNO.7ケルナー2019
まずご紹介するのは、北海道にある北海道ワイン株式会社の北島ヴィンヤードNO.7ケルナー2019です。
品種はケルナー種100%でステンレスタンクで発酵されたワインです。
IWSC2022では、95点という評価で金賞(ゴールド)を獲得したワインです。
日本の白ワインと言えば、山梨県で多く栽培されている甲州種が品評会でも評価されることが多かったですが、今回北海道で多く栽培されるケルナー種が金賞を受賞したことで今後より注目されていくのではないでしょうか。
テイスティングノート
Hokkaido Wine | Kitajima Vineyard No.7 Kerner 2019 | Still Wine | IWSC
“白い桃、サンザシ、スイカズラ、ジャスミン、ベイリーフの香りが漂う、とても魅力的な春のような香りを教科書のように示してくれる。味わいは、グレープフルーツの鮮やかな新鮮さと美しい複雑さを加える塩味のタッチで非常によく出来ています。
本坊酒造/シャトーマルス 穂坂日之城カベルネ&メルロー遅摘み2018
続いてご紹介するのは、山梨県にある本坊酒造/マルス山梨ワイナリーのシャトーマルス 穂坂日之城カベルネ&メルロー遅摘み2018です。
山梨県にある本坊酒造/マルス山梨ワイナリーがリリースしたワインで、品種はカベルネソーヴィニヨン47%とメルロー46%、プチ・ヴェルド7%を樽熟成させたワインになります。
IWSC2022では、赤ワインの最高得点となる95点を叩き出したワインです。
本坊酒造/マルス山梨ワイナリーは、2021年にも本坊酒造 シャトーマルス 牧丘甲州2020がIWSCで金賞を受賞するなど実力を感じられます。
2022年はついに日本の赤ワインとして、世界の品評会で評価されたということになります。
テイスティングノート
Hombo Shuzo | Château Mars Hosaka Hinoshiro Cabernet-Merlot Late Harvest 2018 | Still Wine | IWSC
“最初に感じる香りは、チョコレートとモカオークで強化されたジューシーなダークフルーツ。このワインは味わいに大きな調和を示し、緑茶、石灰岩のミネラル、バラの複雑な香りが広がります。これは素晴らしい個性を持つ傑出した例です。
Vinoble Vineyard/Sauvignon Blanc 2021
続いてご紹介するのは、広島県にあるVinoble Vineyard(ヴィノーブルヴィンヤード)のSauvignon Blanc(ソーヴィニヨンブラン) 2021です。
広島県三次市にあるVinoble Vineyard(ヴィノーブルヴィンヤード)で醸造されたワインで、品種はソーヴィニオンブラン100%です。
IWSC2022では、95点という評価で金賞を受賞したワインです。
ワイナリーのオープンが2021年8月7日と先ほど紹介したワイナリーと比べても歴史の浅いワイナリーですが、自社園で栽培・収穫、醸造を行った2021ヴィンテージで金賞を受賞です。
今後も大注目のワイナリーです。
テイスティングノート
Vinoble Vineyard | Sauvignon Blanc 2021 | Still Wine | IWSC
“鼻で感じる感覚をとても正確に示してくれるこのワインは、アプリコット、桃、白い花のピュアな香りを呈しています。爽やかな酸味で味わいが清められ、余韻が長くて素晴らしい個性を発揮します。”
最後に
いかがでしたでしょうか。
素晴らしい個性、性格、複雑さを持つワインとして評価されたことで、日本ワインも世界に誇ることの出来るワインが毎年リリースされていることがわかるのではないでしょうか。
是非この機会に日本ワインも飲んでみてはいかがでしょうか。
ほしいワインがどうしても見つけられない方は…こちら。
酒屋さんに行ったけど、
探しているワインが見つからない!
どんなワインを選んでいいかわからない!
というあなたにワインを選ぶ際におすすめの方法は3つです。
①「ジャケ買い」ならぬ「ラベル買い」
CDを買う際にはおなじみの買い方です。
最近では、ラベルのかわいいラベルやデザインにこだわったワインも増えているので初めての方にはお勧めです。
②金賞を受賞したワインを選ぶ
ラベル買いだと美味しいワインじゃない可能性がある!と思われる方には、品評会で評価されたワインはいかがでしょうか。
日本または世界のワイン関係者が基準を基に選んだワインになりますので、客観的にみてもいいんではないでしょうか。
また選ぶ人が品評会によって異なるので、例えば女性が選んだワインもあるので客観的に見る上では一番いい選び方だと思います。
「でも品評会で選ぶと言ってもどんな品評会があるかわからない…」と思う方も多いと思います。
そんな方に参考の記事はこちらから↓
③とにかくいいワイン!
何でもいいからとにかく美味しいワインが飲みたい!と思った方には、もう高級なワイン一択でしょう。
高級なワインは、それぞれのワイナリーがその年で一番自信のあるワインをボトルに入れているので間違いありません。
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