九州で一番の大都市である福岡県、その中でも大都市の1つである北九州市にもワイナリーがございます。
そこで今回は福岡県北九州市にあるワタリセファーム&ワイナリーさんへ伺いましたのでご紹介して行きます。
ワタリセファーム&ワイナリーとは
福岡県北九州市のワイナリー 先祖代々受け継いだ畑にブドウを植え、自家栽培、醸造100%のワイン造りをしています。ブドウ栽培から醸造まで行う農家をフランスではドメーヌと言います。我が家も家族経営のワイン農家として、ブドウ栽培からスタートしました!
ワイン造りをしている藤田さんは、とても優しい方ですが、北九州市に自ら「ワイン特区」を交渉した経緯などを聞いてかなり行動派だと感じます。
ワイン特区とは…特区法に設けられた「酒税法の特例」により、構造改革特別区域(以下「特区」といいます。)内において、地方公共団体の長により地域の特産物として指定された果実で、当該特区内で生産されたものを原料として果実酒を製造しようとする場合には、製造免許の要件のうち、最低製造数量基準の製造見込数量が6kℓから2kℓに緩和されています。
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/menkyo/tebiki/menkyo3.pdf
これにより、年間の製造見込数量が2kℓに達していれば、果実酒の製造免許を受けること
ができます。
つまり、製造本数が少なくてもワインを製造する免許を出しますということを許可することになりますので小さなワイナリーでも経営することが可能になります。
これから大きくなっていくためには小さな一歩が大事なのでこの制度は活用していくべきですね。
ワイナリーはどんな感じ?
自宅兼ワイナリーの目の前のハウス畑にはメルローが植えられています。
兼業農家らしく、他の野菜も一緒に栽培されていますのでハウス内がまるでジャングル。
収穫前色とりどりでしょう。
自社畑では他にはシャルドネ、カベルネフランやケルナーも栽培されてます。
ちなみにケルナーは北海道小樽にあるOSAワイナリーの長さんから苗を譲り受けて育てたということです。
北九州のケルナーは気になります。
醸造施設はマイクロワイナリーらしくステンレスタンクがメインで、樽は1樽使用予定。
生産本数はワイン特区ギリギリの2キロリットル(約2,600本)なのでまだまだ小さなワイナリーだと藤田さんは語られております。
仕込んであるのは、シャルドネとシュナンブラン。
北九州の土地柄、ぶどうに酸がなかなか残らないため、酸の多いぶどうを探していた際に、当時ワインの勉強で長野にあるヴィラテストワイナリーに行った際に栽培・醸造責任者の小西超さんからシュナンブランを薦められて栽培を始めたそうです。
シャルドネは瓶内2次発酵のスパークリングワインにしていく予定です。
ラベルも全て手づくり。
基本的にはこのワイナリーのある場所の名である「ワタリセ」にちなんだラベルを使用してます。
右端の絵のラベルは近くの海岸からも見える灯台が描かれてます。
作業は普段から基本的にはお一人でやってらっしゃるそうで貴重なお時間を頂きました。
来訪時はまだラベル張り中のワタリセロゼ2020やケルナー100%のワタリセブランがずらり。
これからが楽しみなワイナリーですのでぜひお見掛けした際はワインを手に取ってみてはいかがでしょうか。
ワタリセファーム&ワイナリーの詳細情報
〒808-0123 福岡県北九州市若松区有毛1788
電話番号:080-1719-8773
ワタリセファーム&ワイナリーのスタッフブログはこちら
コメント
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本日のワインの販売は行ってますか?
ご連絡有難うございます。
ワタリセファームさんは、ネット販売または酒販店さんでの購入になるかと思います。
宜しくお願い致します。