ワインは、コンクールで評価されることで人気になることがあります。
そんなコンクールの1つであるDWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)2022のワインの受賞結果が発表となりました。
昨年DWWA2021でもプラチナと金賞を受賞したワインをご紹介しましたが、今年もDWWA2022で高評価を得た日本ワインについてご紹介して行きたいと思います。
今回は、そんなDWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)2022で受賞したワインについてご紹介して行きたいと思います。
DWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)2022とは?
イギリスの月刊ワイン雑誌「デキャンター」によって主催される国際ワインコンテストで、IWCと国際ワインコンテストのトップを争っている。長らく「IWCに次いで影響力のある」と記載されて来たが、2014年には出品数が1万5007銘柄に至り出品数は世界一のワインコンテストになった為に、世界最大のワインコンテストとも報道される。
デキャンター・ワールド・ワイン・アワード – Wikipedia
金賞・銀賞・銅賞を選出し、金賞受賞銘柄からリージョナル・トロフィー(regional trophy,略RT)を授与し、さらに秀でたものからインターナショナル・トロフィーを授与する。年度によって変わるが、金賞受賞銘柄がおよそ2%前後で、RTがおよそ1%である。「最も金賞を取ることが難しい世界的アワードのひとつ」とも評される。
今年で19年目を迎えるDWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)は、世界中のトップワイン専門家によって審査され、厳格な審査プロセスで国際的に信頼されている品評会です。
結果は2022年6月7日にDecanter.comに発表され、DWWAは、世界中のワインコンペティションの中で最大の世界的アワードです。
そんな、高レベルなDWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)では今回日本ワインは、プラチナ賞を1点、ゴールド賞を4点受賞致しましたので、早速どんなワインが受賞したか見て行きたいと思います。
銀賞ワインについてはこちらからご確認下さい。
※ご購入の際は各販売店にて受賞ワインのヴィンテージがあるかご確認をお願い申し上げます。
プラチナを受賞したワイン1選
①安心院葡萄酒工房/諸矢甲州2021
※写真のヴィンテージは異なります。
まずご紹介するのは、大分県安心院町にある安心院葡萄酒工房の諸矢甲州2021です。
品種は甲州種100%でステンレスタンクで発酵されたワインです。
DWWA2022では、最高得点の97点という評価で日本ワインで唯一のプラチナを獲得したワインです。
テイスティングノート:ピンク色に染まった淡いレモン。白い花、新鮮な桃、梨、ラズベリー、バナナのヒントと熱狂的な果物の繊細な香りを表示する、興味深い香り。味わいにミネラル、素敵な調和のとれた濃度。
Decanter World Wide Awards winning wine
ゴールドを受賞したワイン4選
②キャメルファーム/ブラウフランキッシュプライベートリザーブ2020
※写真のヴィンテージは異なります。
続いてご紹介するのは、北海道余市町にあるキャメルファームのブラウフレンキッシュ プライベートリザーブ2020です。
カルディコーヒーファームが母体であるキャメルファームがリリースしたワインで、品種はブラウフレンキッシュ100%で、樽熟成されたワインになります。
DWWA2022では、日本ワインの赤で最高得点となる96点を叩き出したワインです。
日本の赤ワインで唯一の金賞(ゴールド)受賞のワインとなりました。
最高得点ということだけでもすごいですが、日本の赤ワインが世界の品評会で評価されたということに驚きのワインです。
テイスティングノート:ブルーベリー、熟したレッドチェリー、ココア、上質なハーブ、ミント、そしていくつかのミネラルな特徴の適度な強度の香りを持つエレガントな香り。しっかりした質感、新鮮で香ばしい。
Decanter World Wide Awards winning wine
③サントリー/ジャパンプレミアム甲州2019
続いてご紹介するのは、サントリーのジャパンプレミアム 甲州2019です。
ビール会社であるサントリーグループのワインで、品種は甲州100%のワインになります。
DWWA2022では、95点を叩き出したワインになります。
テイスティングノート:香りには、新鮮なハーブ、フェンネル、ホワイトペッパー、サクサクのリンゴ、そして熱狂的な柑橘類の鮮やかな香りが見えます。非常に繊細で、新鮮で、口当たりが軽く、質感が良い。
Decanter World Wide Awards winning wine
④マルス山梨ワイナリー/甲州ヴェルディーニョ2021
※写真のヴィンテージは異なります。
続いてご紹介するのは、山梨県笛吹市にあるマルス山梨ワイナリーの甲州ヴェルディーニョ2021です。
1960年に設立されたマルス山梨ワイナリーがリリースしたワインで、品種は甲州100%でステンレスタンクで発酵させたワインになります。
DWWA2022では、95点を叩き出したワインです。
またバリューワインでもあります。
テイスティングノート:水っぽいレモン、ほとんど白の見た目。桃、梨、グラニースミス(りんご)、柑橘類、花のタッチの香りを示す柑橘類の皮とミネラルの香り。繊細で新鮮で調和のとれた口当たり。
Decanter World Wide Awards winning wine
⑤盛田甲州ワイナリー/グラン・シャンモリ アッサンブラージュ2021
続いてご紹介するのは、山梨県甲州市にある盛田甲州ワイナリーのグラン・シャンモリ アッサンブラージュ2021です。
勝沼町にある盛田甲州ワイナリーがリリースしたワインで、品種は甲州85%とネオマスカット15%をステンレスタンクで発酵させたワインになります。
DWWA2022では、95点を叩き出したワインです。
今までになかった新しい味わいのワインをお届けしたいという思いから、幅広い品種に目を向け、ワイン醸造用として仕立てた山梨県産ネオマスカット種をブレンドしたワインとなります。
テイスティングノート:淡く、ほんのりピンク色。梨、白い花、メロンの繊細で香り高い香りを示す非常に遊び心のある香り。エレガントさが明確に感じられる、余韻のある仕上がり。
Decanter World Wide Awards winning wine
最後に
いかがでしたでしょうか。
素晴らしい個性、性格、複雑さを持つワインとして評価されたことで、日本ワインも世界に誇ることの出来るワインが毎年リリースされていることがわかるのではないでしょうか。
是非この機会に日本ワインも飲んでみてはいかがでしょうか。
ほしいワインがどうしても見つけられない方は…こちら。
酒屋さんに行ったけど、
探しているワインが見つからない!
どんなワインを選んでいいかわからない!
というあなたにワインを選ぶ際におすすめの方法は3つです。
①「ジャケ買い」ならぬ「ラベル買い」
CDを買う際にはおなじみの買い方です。
最近では、ラベルのかわいいラベルやデザインにこだわったワインも増えているので初めての方にはお勧めです。
②金賞を受賞したワインを選ぶ
ラベル買いだと美味しいワインじゃない可能性がある!と思われる方には、品評会で評価されたワインはいかがでしょうか。
日本または世界のワイン関係者が基準を基に選んだワインになりますので、客観的にみてもいいんではないでしょうか。
また選ぶ人が品評会によって異なるので、例えば女性が選んだワインもあるので客観的に見る上では一番いい選び方だと思います。
「でも品評会で選ぶと言ってもどんな品評会があるかわからない…」と思う方も多いと思います。
そんな方に参考の記事はこちらから↓
③とにかくいいワイン!
何でもいいからとにかく美味しいワインが飲みたい!と思った方には、もう高級なワイン一択でしょう。
高級なワインは、それぞれのワイナリーがその年で一番自信のあるワインをボトルに入れているので間違いありません。
コメント