【日本ワイン140年史を感じられる場所】牛久シャトーってどんなところ?

ポートフォリオ

みなさんは日本ワインを飲んでますか?

日本ワインを探して日々ワイナリーや酒屋さん、飲食店さんに伺っては投稿を続けて、ついに500軒を超えました。

日本ワインのあるところについては地図にまとめてますので、ぜひ活用して頂ければ幸いです。

ここにもあったよ日本ワイン - Google マイマップ
日本ワインのある飲食店、ワイナリーを一覧にしてます。

日本ワインとは…日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で造られたワインの事を指します。

さて今回ご紹介するのは、茨城県牛久市にある「牛久シャトー」です。

牛久シャトーと言えば、実業家である神谷傳兵衛が、1903(明治36)年に茨城県牛久市に開設した日本初の本格的ワイン醸造場として有名です。

同じく、日本ワインの歴史上欠かすことの出来ない場所として、シャトー・メルシャンワイン資料館もありますのでぜひ両方とも行かれるのがおすすめです。

どんな場所なのか、早速見て行きたいと思います。

こんな人にオススメ!
・日本ワインの歴史に興味のある方
・牛久周辺の観光施設をお探しの方
・茨城県産のワインが気になる方

牛久シャトーとは?

牛久シャトーは、実業家である神谷傳兵衛が、1903(明治36)年に茨城県牛久市に開設した日本初の本格的ワイン醸造場。フランスに現存した醸造場をモデルに、ボルドー地方の技術を用いて、葡萄の栽培からワインの醸造・瓶詰めを一貫して行なっていました。
現在は、約6万平方メートルある敷地内に、当時の建物を活かした記念館を展開し、ワインの歴史やオエノングループの歴史を紹介しており、多くの方が訪れます。

牛久シャトーについて | 歴史を知る | 牛久シャトー公式サイト (oenon.jp)

2007(平成19)年11月には経済産業省より「近代化産業遺産」に認定、2008(平成20)年6月には国の重要文化財に指定、そして2020(令和2)年6月に「日本遺産(Japan Heritage)」に認定されるなど、現在ではその歴史的価値の高さが評価されているのが「牛久シャトー」です。

2008年4月の文化審議会答申を経て、2008年6月9日に牛久シャトー旧醸造場施設3棟が「最初期の本格的ワイン醸造場施設」として、文部科学大臣から国の重要文化財に指定されたのは、「事務室」(現:本館)、「醗酵室」(現:神谷傳兵衛記念館)、「貯蔵庫」の旧醸造場施設3棟です。

ちなみに国指定重要文化財の「事務室」(現:本館)および「貯蔵庫」の一般公開は行っておりませんのでどこかで公開された際にはぜひ訪れてみたいところですね。

神谷傳兵衛記念館に潜入!

という訳で、国の重要文化財に指定された場所で唯一一般公開されている「醗酵室」(現:神谷傳兵衛記念館)を見て行きたいと思います。

入口に入ると早速、神谷傳兵衛記念館というなが書かれており、入場無料であることが大樽と共に出迎えてくれます。

進行方向通りに右に進むと…

当時使用されていた大樽がずらりと並んでおります。

この雰囲気だけで圧倒されます。

QRコードを読み込むことで昔の写真を見ることも可能です。

ぜひ現地へ出向いて実物と見比べながら楽しんで頂けると幸いです。

二階へ行ってみる…

大樽のある道を抜けると二階へ昇る階段にたどり着きます。

この階段で二階へ行ってみると…

なにやら昔の広告が飾られておりますね。

2階には、当時使われていた機材や写真が飾られている資料館になります。

まず目に付いたのは「除梗機」。

収穫したぶどうを粉砕したのち、この機械で枝や茎など(「便」といいます)を取り除きます。

その手前には昔使用されていた「搾り機」が置いてあります。

破砕したぶどうから枝や茎などをきれいに取り除き、この大きな容器に入れます。

少しずつ、上の方から圧力を加えると、新鮮な葡萄果汁が容器の隙間からほとばしり出てきます。

そうして搾った葡萄果汁を入れる「発酵槽」も置いてあります。

アルコール発酵(ぶどうの糖分をアルコールにかえる)を行う容器で、通常フランスではカシの樽を使用しているが、牛久シャトーでは、カシの洋樽を立て、上部に四角の穴をあけ、床のマスから破砕したぶどうを投入したとのことです。

そして壁沿いには、濾過機と破砕除梗機も置かれており、これも当時使われていたものと思われます。

そして、ぶどう酒をびん詰するために使用されたのが「ワイン輸送ポンプ」です。

フランス・ボルドーのぺパン二世会社(本社:パリ・ノートルダム)製で、人の力で大きなハンドルをまわします。

ハンドルを1回まわせば、約1.8Lのワインが送られて行きます。

上に付いている球体の容器はワインに振動をあたえないための、「空気だめ(エア・チェンバー)」という装置のようです。

そうして「びん詰め機(フィラー)」を使ってぶどう酒をびん詰めしていくことになります。

シャトーカミヤにある機械は、ほとんどがフランス製ですが、このフィラーだけは例外で、ドイツ・ハンブルグのポレット・フォーゲル会社製造のものとのことです。

フロート(浮き)や、サイフォンの原理を利用しており、現在でも使用可能です。

そうしてびんに詰めたぶどう酒のびんにコルク打栓機などを使って閉じ込めていきます。

その他にも当時から利用されていた機械が並んでいます。

スパークリングワインをつくるための道具も当時の写真と共に置かれてますね。

シャトーカミヤのお酒と言えば…

現在でも見かける「電気ブラン」が最も有名です。

当時薬用として売られていた輸入ブランデーを日本人の口に合うように「ブランデー、ワイン、ジン、ベルモット、キュラソー」などをブレンドすることで柔らかな口当たりと豊かな香りのカクテルをつくったようです。

そして写真の左にあるボトルが、1886(明治19)年発売の「蜂印香竄葡萄酒」(はちじるしこうざんぶどうしゅ)です。

初代神谷傳兵衛が、本格ワインは日本人の食生活になじみがなく、極めて高価だったため日本人の誰もが飲めるような葡萄酒の国内醸造ができないものかと考えて考案されたぶどう酒とのことです。

神谷傳兵衛については、神谷傳兵衛の足跡 歴史を知るからご覧ください。

そして神谷傳兵衛・シャトーカミヤと言えば忘れてはならないのが、浅草にある「神谷バー」でしょう。

日本最初のバーで電気ブランで有名なお店です。

ここでは、牛久シャトーで造られたお酒も楽しむ事が出来ますのでぜひチェックしてほしい場所です。

そして順路通り地下に進むと…

地下へとつながる階段があります。

階段を下っていくと…

2つに分かれた道を確認出来ます。

左の暗い道を進むと、

当時使用されていた樽たちがずらりと並んでおります。

使われていないので、だいぶ年季が入っていてさび付いているように見えます。

ちなみに地下では、この光の奥でワインの醸造を行っております。

実は一度不採算事業という事で手を引いてしまった牛久シャトーでしたが、2021年にふたたびワイン醸造が復活。

牛久シャトーはただの記念館ではなく、現在でもワインを造られる醸造所となります。

地上へと上がるともうすぐゴール。

そうして、地上へ上がると日本ワインの歴史に触れることが出来る場所にたどり着きます。

最初にも紹介した、シャトーメルシャンワイン資料館でも日本ワインの歴史が紹介されておりますが、こちらは牛久シャトーでの歴史にも触れながらの歴史が紹介されております。

有名人の写真等も飾られてますので、気になる方は見に来てほしいなぁと思います。

そして見学を終えたらショップでお買い物!

もちろん牛久シャトーでは、現在でもワインを醸造しているので、お土産含めて買うことが出来ます。

行った日は定休日とのことでしたので、是非月曜日以外に行くことをお勧めします。

周辺には畑も!

牛久シャトー周辺には、牛久ワイナリーぶどう畑があり、ここではメルローとマスカットベーリーAがそれぞれ栽培されております。

仕立て方もそれぞれ違いますね。

こちらは垣根栽培でヨーロッパ風です。

ちなみに牛久シャトーの外側では、マスカットベーリーAが栽培されておりました。

見学は自由なので、余裕があれば眺めに来て見てはいかがでしょうか。

最後に

いかがでしたでしょうか。

日本ワインの歴史を感じられるワイン好きにはたまらない場所になっております。

日本ワインに興味を持った方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

牛久シャトーの詳細情報

住所:〒300-1234 茨城県牛久市中央3-20-1

電話番号:029-873-3151

営業時間:10時00分~16時00分

定休日:無休(年末年始を除く。ただし施設点検等で休みとなる場合があります。)

牛久シャトー公式サイト
国指定重要文化財になっている日本で最初の本格的ワイン醸造場の牛久シャトー。ここで楽しめるクラフトビールやワイン、歴史などをご紹介します。

ほしいワインがどうしても見つけられない方は…こちら。

酒屋さんに行ったけど、
探しているワインが見つからない!
どんなワインを選んでいいかわからない!
というあなたにワインを選ぶ際におすすめの方法は3つです。

ジャケ買い」ならぬ「ラベル買い」

CDを買う際にはおなじみの買い方です。
最近では、ラベルのかわいいラベルやデザインにこだわったワインも増えているので初めての方にはお勧めです。

参考の記事はこちらから↓

②金賞を受賞したワインを選ぶ

ラベル買いだと美味しいワインじゃない可能性がある!と思われる方には、品評会で評価されたワインはいかがでしょうか。
日本または世界のワイン関係者が基準を基に選んだワインになりますので、客観的にみてもいいんではないでしょうか。
また選ぶ人が品評会によって異なるので、例えば女性が選んだワインもあるので客観的に見る上では一番いい選び方だと思います。

「でも品評会で選ぶと言ってもどんな品評会があるかわからない…」と思う方も多いと思います。

そんな方に参考の記事はこちらから↓

③とにかくいいワイン!

何でもいいからとにかく美味しいワインが飲みたい!と思った方には、もう高級なワイン一択でしょう。
高級なワインは、それぞれのワイナリーがその年で一番自信のあるワインをボトルに入れているので間違いありません。

参考の記事はこちらから↓

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