みなさんは日本ワインを飲んでますか?
日本ワインを探して日々ワイナリーや酒屋さん、飲食店さんに伺っては投稿を続けて、ついに600軒。
これからも日本ワインのあるところについて地図にまとめて行きますので、ぜひ活用して頂ければ幸いです。
日本ワインとは…日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で造られたワインの事を指します。
さて今回ご紹介するのは、長野県塩尻市にあるシャトーメルシャン桔梗ヶ原ワイナリーについてです。
桔梗ヶ原ワイナリーのコンセプトは「ガレージワイナリー」でシャトーメルシャンの勝沼ワイナリーや椀子ワイナリーと比べると生産本数の少ないワイナリーとなります。
今回はそんな桔梗ヶ原ワイナリーの近くにある畑の「桔梗ヶ原ヴィンヤード」についてのぞいてみたいと思います。
※ワイナリーについての投稿はこちらから。
一体どんな場所なのか、早速見て行きたいと思います。
こんな人にオススメ!
・シャトーメルシャン桔梗ヶ原ワイナリーについて知りたい方
・桔梗ヶ原ヴィンヤードについて知りたい方
・シャトーメルシャンがお好きな方
シャトーメルシャン桔梗ヶ原ヴィンヤードとは?
シャトーメルシャン桔梗ヶ原ワイナリーのHPを確認してみると、場所は、旧中山道の一本裏の道でちょうど縄文時代の建物である平出遺跡の近くになります。
この地域一帯を平出と呼び、桔梗ヶ原ヴィンヤードの奥に見えるのは縄文時代の建物です。
畑の標高は約700メートルの高さに位置し、土壌はさらさら・ふわふわです。
これは粘土質の土の上に火山灰が降り注いだためで、水はけのよい土地となっております。
桔梗ヶ原ヴィンヤードは3ヘクタールあり、実際にぶどうが植えられているのは2ヘクタール程です。
ここで栽培されているぶどうは、メルロー種が主でその他カベルネフランとフィアーノというイタリア南部のカンパーニャ州やシチリア島で栽培される白ぶどうが植えられております。
ちなみにこの写真は成長中のメルロー種です。
まだまだ実は小さく青々としてますね。
ちなみに日本では馴染みのないフィアーノの写真はこんな感じ(こちらもまだまだ実が大きくなる途中)です。
見た限りでは違いが分かりにくいですが、メルロー種と比較すると葉や茎が太く育ってます。
あまり桔梗ヶ原ヴィンヤードの土壌には合わないとのことでワインになるかはわからないようですが、挑戦的なことが出来るのが、ガレージワイナリーである桔梗ヶ原ワイナリーの特徴ともいえます。
今回は栽培のお手伝いに行かせて頂き、「除葉」と「摘房」という作業を行いました。
除葉とは、読んでそのまま『葉を除くこと』で、果実の周辺の葉をプチプチとむしっていく、非常に地味ですがとても大事な作業です。
「除葉」 | シャトー・メルシャン・クラブ (chateaumercian.com)
除葉作業の目的は、ブドウの房の風通しを良くすることと、程よく太陽光をあてることです。この作業によって収穫時期まで病気や害虫の発生をできるだけ防ぎ、また健全に色濃く(赤ワイン用品種の場合)熟したブドウが期待できるのです。
摘房とは、鈴なりについたブドウの房を、ある程度切り落とし数を減らす作業です。それにより一房あたりのブドウが持つ凝縮感(甘味・うまみ・厚み)の、より強いブドウを作ることができる、とても大事な作業です。
「摘房」 | シャトー・メルシャン・クラブ (chateaumercian.com)
目的とするワインやブドウの品種によって、一本当たりの樹に残すブドウの房数を変えています。より良いワインを作るためには房数を減らすことが大事ですが、バランスが大事、といった感じです。
栽培者によってやり方が異なるようですが、シャトーメルシャンでは、
・一本当たりの樹に残すぶどうの房を2房に減らすことで質の良いぶどうを残す
・2房目のぶどうの対角にある枝葉をカット
・2房目より下に生えている葉をカット
・伸びた葉の脇に伸びる枝葉(副梢という)をカット
して行きます。
除葉・摘房前の写真。
ぶどうがどこにあるかがわかりにくいですね。
そして除葉・摘房後の写真。
ぶどうに太陽が当たりやすくなり、ぶどうの実が良く見えるようになりました。
これにより房周辺の風通しも良くなり、カビなどの病害の発生を防ぐ効果もあります。
行った時にはまだまだ実が成長途中でしたが、桔梗ヶ原ヴィンヤードで収穫されるぶどうは、桔梗ヶ原メルローや高級な日本ワインである桔梗ヶ原メルロー シグナチャーとなります。
ちなみに桔梗ヶ原ヴィンヤードといえば、1989年にリュブリャナ国際ワインコンクールで大金賞を受賞した「桔梗ヶ原メルロー」が有名ですが、まさにこの畑で収穫されるぶどうです。
そしてこの桔梗ヶ原ヴィンヤードは全てがシャトーメルシャン管轄というわけではなく、一部提携先の農家さんの土地となっており、映画ウスケボーイズのロケ地としても使用された場所になります。
実際にパッケージの背景に使われた畑は、シャトーメルシャン管轄ではなく、提携先の農家さんの場所が使われたのは、やはり手入れが細かくされていたからでしょうか。
収穫時期が近くなると、
こんな感じになります。
ぶどうも立派に成長します。
そして桔梗ヶ原ヴィンヤードには、棚栽培の木も植えられており、
こちらも収穫時期になると上に立派なぶどうを実らせ立派に成長します。
ここで収穫されるぶどう、今後も注目ですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
素晴らしい場所にあるヴィンヤード、今後来られる方々の参考になればうれしいです。
この投稿が良いな思って頂けたら、SNSなどで拡散してくれるとすごくうれしいです。
シャトーメルシャン桔梗ヶ原ワイナリーの詳細情報
住所:〒399-6461 長野県塩尻市宗賀1298−80
電話番号:0263-52-1111
公開時間:12時30分〜16時00分
公開日詳細については営業日カレンダーをご確認ください。
ほしいワインがどうしても見つけられない方は…こちら。
酒屋さんに行ったけど、
探しているワインが見つからない!
どんなワインを選んでいいかわからない!
というあなたにワインを選ぶ際におすすめの方法は3つです。
①「ジャケ買い」ならぬ「ラベル買い」
CDを買う際にはおなじみの買い方です。
最近では、ラベルのかわいいラベルやデザインにこだわったワインも増えているので初めての方にはお勧めです。
②金賞を受賞したワインを選ぶ
ラベル買いだと美味しいワインじゃない可能性がある!と思われる方には、品評会で評価されたワインはいかがでしょうか。
日本または世界のワイン関係者が基準を基に選んだワインになりますので、客観的にみてもいいんではないでしょうか。
また選ぶ人が品評会によって異なるので、例えば女性が選んだワインもあるので客観的に見る上では一番いい選び方だと思います。
「でも品評会で選ぶと言ってもどんな品評会があるかわからない…」と思う方も多いと思います。
そんな方に参考の記事はこちらから↓
③とにかくいいワイン!
何でもいいからとにかく美味しいワインが飲みたい!と思った方には、もう高級なワイン一択でしょう。
高級なワインは、それぞれのワイナリーがその年で一番自信のあるワインをボトルに入れているので間違いありません。
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