突然ですが皆さんは、「勝沼ワイン村」という場所をご存じでしょうか。
筆者も実は知らなくて、ドメーヌヒデの渋谷さんから「勝沼ワイン村がオープンしたから行ってあげて!」と言われたので、どんなところなのか気になって向かってみることにしました。
「勝沼ワイン村」とは
実は、2020年7月23日(木)第一期グランドオープンしたのが「勝沼ワイン村」です。
日本一のワイン産地勝沼で、8つの個性派ワイナリーが集う『勝沼ワイン村』
東夢ワイナリーを中心に7つの新規ワイナリーが軒を連ねる
勝沼産・山梨県産ワインが楽しめる新たな村が誕生します。
以下にHPの一部を抜粋しております。
私たちは、葡萄とワインと地域を愛する仲間です。
https://katsunuma-winevillage.com/
鎌
鎌ひとつで始まった、耕作放棄された農地の解消開墾が勝沼ワイン村の原点です。
たったひとりの想いから始まった歴史は、開墾精神と共に、次の世代へ紡いでいきます。
葡萄畑と竹林
一面に広がる葡萄畑、四季折々の自然美、蛍や星空、川のせせらぎ・・・
自然環境に恵まれた勝沼の地で
五感で楽しむ、自然と調和しながらも進化し続ける
竹林と葡萄畑に囲まれたワインの村へ
理念
時代が移り変わっても、世代を紡ぎながらも
葡萄とワインの産地であるために、価値を高めた未来志向の地域貢献を目指します。
地域資源の活用と地域雇用、新たな勝沼の魅力発信を掲げ
国内外に通用する価値を生み出します。
地域住民や観光客のコミュニティの場となることを目指して・・・。
東夢ワイナリーが中心となって作られた、「勝沼ワイン村」にあるワイナリー8つをご紹介して行きます。
ワインショップの「セレブリッジ」とレストランの「ジ・レーヴィ・イン・マヌッカ」についてはこちらに投稿してます。
※今回は一部のワイナリーさんにしかお会いできなかったため、HP抜粋のみのところもあります。
また、時期によっては畑仕事へ行っている事もあるので入口をノックして来店されるのがいいです。
東夢ワイナリー
まずは、「勝沼ワイン村」の旗揚げ役を取った東夢ワイナリー。
HPでは「おじさんたちから次世代に紡ぐ祝橋の袂にあるワイナリー」と紹介があります。
ワイナリーを造ったきっかけは、東電OBの高野英一さんが出身地である勝沼で耕作放棄地が増えたことで2007年に自社ワイナリーを設立したのが東夢ワイナリーです。
ちなみに、今回行くきっかけを作ってくれたドメーヌヒデの渋谷さんもここで3年間研修してます。
ワイナリーは2階で、テイスティングと販売コーナーがございます。
階段を昇って中へ入ってみましょう。
ここが、テイスティングと販売施設です。
訪問時はお休みでしたので、ワイナリーの雰囲気だけ味わって頂ければ幸いです。
東夢ワイナリーのワインのラインナップです。
こちらのワイナリーと言えば、ビジュノワールというブドウの品種で造られたワイン。
日本では、サントリーとここだけがワインとして販売されてます。
ちなみにビジュノワールとは、「黒い(ノワール)宝石(ビジュ)、すぐれたワインを生むブドウであることから」由来してます。
東夢ワイナリーの詳細情報
住所:〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2562−2
電話番号:0553-44-5535
営業時間:10時00分~16時00分
ケアフィットファーム ワイナリー
続いては、「~あらゆる場面で「ケア」を「フィット」する~」とHPで紹介されているケアフィットファーム ワイナリーです。
母体が「公共財団法人 日本ケアフィット共育機構」という障がい者就労支援事業所なので、雇用を生み出すためにこのワイナリーを発足した側面があります。
今回は、畑仕事へ行っているため、お会いできませんでしたのでHPのみの抜粋です。
ケアフィットファームの目指すもの
https://www.carefit.org/farm/
利用者が、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、農業を中心とした生産・加工・販売といった6次産業化をとおして活動の機会を提供するとともに、その知識及び能力の向上に必要な支援を適切かつ効果的に行います。
利用者ひとりひとりの個性を尊重し、各自に合った「生き方」「働き方」を見つけることができるよう、あらゆる人が共に働き、共に学べる場を提供します。
首都圏の企業が、ケアフィットファームで働く利用者を直接雇用する「遠隔地就労」の実現を目指します。
実際に行った投稿はこちらから。
ケアフィットファーム(障がい者就労支援事業所)の連絡先
住所:〒404-0033 山梨県甲州市塩山赤尾650
TEL:0553-39-8681
ワインは、オンラインショップで購入が可能です。
ドメーヌ・ジン
続いては、「少量多品種な多彩な味わい」と紹介されているドメーヌジン。
ワイナリーの外観の作りが実にシンプルです。
看板は実はありません。
しかしながら入口にきこりのような、テーブルと椅子があってここでお酒を飲みながら楽しめますね。
今回お会いできませんでしたが、実は以前参加したワイン会では面識があります。
左の方が、代表の渡邊さんです。
ちなみに以前お会いしたのはこちら。
お会いできなかったので、HPを抜粋。
自分で作ったこだわりのワイン用ブドウから作られたワインを仕込み、販売する通販ショップです。 約10年前に勝沼の東夢ワイナリーにめぐり合い、ワイン用ブドウの産地として定評のある勝沼は「鳥居平」の耕作放棄地を開墾してブドウ栽培を始めました。 現在、さらに畑を広げながら、自ら甲州ブドウやシラー、メルロー、ヴィオニエなどのワイン用ブドウを育成しており、2013年の秋いよいよ本格的な収穫が始まり、甲州種、甲斐ノワール種などのワインが委託醸造にて誕生しました。 2019年9月には遅れに遅れていたワイナリーの建設が完全には終わっていないものの、ワイナリーとしてオープンいたしました。 これまでに委託醸造したワインを販売しておりますが、2019年秋より自社で仕込みを開始し、年末には一部ワインを完全自社ブランドとしてリリースしました。 さらに2019年収穫の甲州ブドウを使用した瓶内2次発酵による微発泡ワインも販売を開始しました。
http://domainejin.com/
なお、千葉と勝沼を行き来している関係上、発送までに1週間ほどかかる場合がありますので、ご了承ください。 また、7年間ほったらかしになっていた個人のブログをショップブログとして使うことにしました。覗いてみていただけると幸いです。
ドメーヌ・ジンの詳細情報
山梨県甲州市勝沼町勝沼2561−7
ラ・ベルヴィーニュ
続いては、「勝沼の河原の小さなワイナリー」と紹介されているラ・ベルヴィーニュというワイナリーです。
訪問時、なんとお友達の方々とバーベキューをしていたところにお邪魔しました。
来るなり「ワイン飲んでいきますか?」と言って頂いて、バーベキューに少しの時間混ぜて頂くことに。
頂いたワインは、ラベルヴィーニュ 甲州 白です。
勝沼で栽培された甲州のみを使用し、新樽にてアルコール発酵を行った、和食洋食どちらにも合うワイン
https://belle-vigne.net/
「甲州」というぶどうの品種で醸造するワインの中で、新樽で発酵させるワインは意外と見かけないので、頂いた時にびっくりしました。
外飲みに良いワインでした。
その後、ワイナリーの中を後藤さんに紹介頂きました。
2020年度のぶどうはとても熟成が良く、特にマスカットベーリーAの出来がとてもいいとのことで今年度のワインは期待しているようです。
また、オンラインショップで購入出来るように2020年10月から購入出来るようになるそうなので、ぜひ購入してほしいとのことです。
現在は、「勝沼ワイン村」のワインショップまたは、楽天市場での購入が可能です。
ちなみに、以下にHPからの抜粋を載せておきます。
勝沼の河原に小さなワイナリーを作りました。
https://belle-vigne.net/
belleとはフランス語で、「美しい、素敵な、見事な」 vigneは「ぶどう」
自然との調和を考え、土をつくり、葡萄を育て、ワインにもなるべく負荷をかけず、育てるように醸造してまいります。
ラ・ベルヴィーニュの詳細情報
住所:〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2561-8
電話: 050-6863-8205
FAX: 050-3458-0530
Email: info@belle-vigne.net
ここから先は、オープン前のワイナリーとなりますので情報はHPからのみとなります。
ワインは、ワインショップで購入可能です。
Nikkawa ワイナリー
続いては、「ぶどう生産者、醸造家の顔の見えるワイナリー」と紹介されているNikkawa ワイナリーです。
実は、醸造免許取得が9月にずれ込んだため、オープン前のワイナリーです。
訪問時も、「また9月下旬から10月にオープンしてから来てください」とのことで情報は得られず。
ちなみにHPもないので情報が最も少ないワイナリーです。
その後、訪れた際の投稿はこちらから
Nikkawa ワイナリーの詳細情報
住所:〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2543−15
電話番号:0553-39-9878
ヴィンヤード・キクシマ
続いては、「テロワールを感じられる非日常の出会いがある場所」と紹介されているヴィンヤードキクシマです。
こちらもワイナリーの方がいらっしゃらず、HPからの抜粋のみとなります。
-「たすき」をつなぐ-
vykikushima.greater.jp/
ホームページをご覧いただきありがとうございます。
縁あって 山梨 勝沼・塩山の地で、ぶどう栽培に携わっています。
2020年6月に勝沼にブティックワイナリー竣工、8月製造免許を取得し自社醸造を開始します。それ以前は、収穫したぶどうを少量ですが委託醸造し、ワインにしていました。
化学農薬や殺虫剤をできるだけ使用せず、できるだけ野生酵母で醸造し、「やさしい」「人の気配を感じられるワインづくり」を目指しています。
農業全体に言えることかもしれませんが、ぶどう農家の平均年齢も70歳と言われており、耕作継続が難しい畑も毎年でています。ほんの少しではありますが、それらを借り受け、ぶどう畑や風景の維持とワイン文化の裾野拡大に少しでもでも貢献できたらと思っています。
この先20年を見据えると、あと20回しかぶどうは作れません。
毎年気候も木の成熟も違い同じものは二度とできないと思いますが、
それだけに一年一年を大切にしていきたいと思います。
そしてその実りで、「人の気配を感じられるワインづくり」
を目指しています。
日々勉強ですが、一歩一歩進んでいきたいと思います。
2016年は、少量ですが、甲州とメルローの2種類を2017年春に委託醸造でリリースしました。
2017年は、幸い栽培する畑が増え、甲州、メルロー、ピノ・ノワール、カベルネソービニヨン、マスカットベーリーAを栽培・収穫しました。
2018年は、塩山の神金の桃畑(標高700)を借り受け、欧州系白を植えました。
2020年は、山の隣の畑の方から「やってくんない?」と言われデラウエアを引き継ぎました。
-現在の畑は、だいたい90アール-
これらは、全て縁であり、先人から引き継いだ大事な畑です。先人の想いや苦労を心に刻んで、最高の葡萄とワインづくりを目指します。
そして、またいつの日か次の人に無事「たすき」を渡す日まで精進していきたいと思います。
なお、このようなチャンスにめぐり逢えましたのも、東夢の高野会長はじめ関係の皆さま、風間様ほか勝沼・塩山で出会った皆さま、今まで出会ったすべての皆さまのおかげであり、深く感謝しております。
ヴィンヤードキクシマの詳細情報
住所:〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2543−8
カーサ・ワタナベ
続いては、「考えよう。楽しく安全な食文化」と紹介されているカーサ・ワタナベです。
こちらもワイナリーの方にお会いできなかったため、HPの抜粋のみとなります。
この度、縁あって規模は小さいながらも自分のワイナリーを山梨県勝沼に立ち上げる活動を始めることになりました。私はもともとソフトウェア開発を行っていた人間ですので、数年前にはこんな将来があろうとは考えておりませんでしたが、人生何があるかわからないもので、思っていたよりもずっと楽しいです。いつか何処かでそんな話をすることもあるでしょう。
https://www.winewatanabe.com/
さて、そんな門外漢の私がなぜワイン醸造を志そうとしたかといえば、かつて少々体調を壊したときに食の重要性を再確認し、毎日楽しく食事することほど重要なことはこの世にはない!と痛感したからです。そして食を楽しく彩るアルコール飲料として、ワインは最も成熟したものだと感じていたからです。銘醸地においては数百年、場合によっては1,000年を超える歴史の中で、その土地の食事とワインは食の両輪としてお互いに影響しながら発展してきています。このため、食事にはワインがつきものであり、またワインには食事がつきものですね。偏見混じりですが、他のアルコール飲料文化圏では、えてして裕福とは言えない歴史的背景のもとお酒はお酒だけをたしなむのが通であるとか、寒冷すぎる気候のため食が停滞してしまっているなど、食事を楽しむためのツールとしての役割が未成熟なことが多いと思うのです。もっとも、日本では最長を誇るここ勝沼でも100年そこそこの歴史。まだまだ土地の食との相性を語るほどのものではないかもしれませんが、そんな中での礎の一つでありたいと思うのです。
また特に現代の忙しい生活ではおざなりにされがちな食事をきちんと楽しむ環境づくり。そんな活動にわずかばかりでも貢献したいのです。
ま、結局単に飲むのが好きなんですけどね。一緒に楽しんで頂ける方大歓迎です。
試飲室では家庭でもできるおつまみの実演販売も行う計画です。
従業員は基本1名の零細ワイナリーですので作業で不在の場合も多く、常に同じサービスを提供するわけにいきませんが、お時間ある時にはぜひお立ち寄りください。
最後になりましたが、この素晴らしい機会へと導いて頂いた、大和葡萄酒株式会社社長 萩原保樹氏と株式会社 東夢会長 高野英一氏に限りない感謝を込めて。
実際に伺った投稿はこちらから
カーサ・ワタナベの詳細情報
住所:山梨県甲州市勝沼町勝沼2543-2
TEL/FAX:0553-39-9003 携帯:090-6015-6506
営業時間:10時00分~12時00分、13時30分~16時00分
定休日:月・火
E-mail:tewata.6506@gmail.com
日和ワイナリー
そして最後は、「その日が、吉日。HIYORI」と紹介されている日和ワイナリー。
代表の早坂 茉李さんは武蔵野美術大学とロンドン芸術大学を卒業されていることもあり、ラベルもHPもきれいです。
今回お会いすることが出来ませんでしたが、個人的には一番気になるワイナリーでした。
HPを抜粋してます。
HIYORIについて
https://hiyori-corp.com/
日本ならではの自然や日々の営みからもたらされる、発見や感動。
私たちは、これらを新しい歓びとしてお客様にお届けする、プレミアム クラフトリカー ブランドです。
太陽の光や自然の力を凝縮した製品で、つぎの新しい一歩を踏み出す人を祝福し、輝かせたい。
そして、日本から世界に向けて、上質でポジティブなお酒の文化を広げていきたいと考えています。
日和ワイナリーの詳細情報
住所:〒409-1316山梨県甲州市勝沼町勝沼2543-3
最後に
いかがでしょうか。
東夢ワイナリーの高野さんが声をかけて集まったワイナリーたちは、どこもこれから期待されるワイナリーが多く、気になるワイナリーだらけです。
皆さんでお気に入りのワイナリーを見つけて頂けると幸いです。
個人的には、ぜひ遊びに来て頂きたい場所です。
勝沼ワイン村の詳細情報
〒409-1316 山梨県甲州市勝沼町勝沼2562−2
電話番号:01553348734
営業時間:10時00分~16時00分
定休日:火・水
コメント
[…] 今回は、前回にご紹介した「勝沼ワイン村」の中にある、ワインショップとレストランを紹介して行きます。 […]
[…] その他には、東夢ワイナリ―を中心として全8つの個性派ワイナリーが集う勝沼ワイン村にあるワインも取り扱いがあり、歴史のあるワイナリーから新興ワイナリーまで幅広く取り扱っております。 […]
[…] さて今回ご紹介するのは、以前訪れた勝沼ワイン村にあるワイナリーの中で唯一情報の無かったNikkawaワイナリーです。 […]
[…] ラインナップとしては、勝沼ワイン村のワインがずらりと並びます。 […]