みなさんは日本ワインを飲んでますか?
日本ワインを探して日々ワイナリーや酒屋さん、飲食店さんに伺っては投稿を続けてついに600軒。
これからも日本ワインのあるところについて地図にまとめて行きますので、ぜひ活用して頂ければ幸いです。
日本ワインとは…日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で造られたワインの事を指します。
ワインは、コンクールで評価されることで人気になることがあります。
そんなコンクールの1つであるIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ2024)のワインの受賞結果が、5月16日に発表となりました。
今回は、そんなIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ2024)で受賞したワインについてご紹介して行きたいと思います。
- IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024とは?
- IWCで銀賞を受賞した日本ワイン14選
- ①マンズワイン/ソラリス 千曲川 信濃リースリングクリオエクストラクション2022
- ②マンズワイン/山梨甲州2022
- ③広島三次ワイナリー/TOMOE 待月(たいげつ) シャルドネ2022
- ④広島三次ワイナリー/VILLAQUA(ヴィラクア)イエロー
- ⑤グランポレール/余市ツヴァイゲルトレーベ2022
- ⑥Niki Hills Winery/YUHZOME2021
- ⑦高畠ワイナリー/バリック・シャルドネ2022
- ⑧高畠ワイナリー/フニクリ・フニクラ・デ・木村シャルドネ2021
- ⑨勝沼醸造/アルガブランカ イセハラ2022
- ⑩勝沼醸造/アルガブランカ ピッパ2019
- ⑪MGVs winery/B153 勝沼町引前 2018
- ⑫盛田甲州ワイナリー/シャンモリ G.I.山梨マスカットベーリーA2023
- ⑬シャトーメルシャン/椀子オムニス2018
- ⑭シャトーメルシャン/椀子シラー2021
- 最後に
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2024とは?
インターナショナル・ワイン・チャレンジ(英語: International Wine Challenge、通称:IWC)はイギリス・ロンドンで毎年4月に開催されるワインコンペ。2007年からは日本酒部門(Sake Category)が設けられている。
インターナショナル・ワイン・チャレンジ – Wikipedia
今年で40回目を迎えるインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)は、世界で最も厳格で公平で影響力のある毎年恒例のワインコンペティションとして認められています。
IWCのメダル制度は、
金賞 (95 – 100 ポイント)
銀賞 (90 – 94 ポイント)
銅賞
表彰
の4種類あり、最も評価されたワインがトロフィー賞となります。
今年度は銀賞は14銘柄でした。
そこで今回は、IWC2024で銀賞を受賞したワインについてご紹介して行きたいと思います。
※画像については一部IWC公式HPより使用しております。
IWCで銀賞を受賞した日本ワイン14選
①マンズワイン/ソラリス 千曲川 信濃リースリングクリオエクストラクション2022
続いてご紹介するのは、長野県にあるマンズワインのソラリス 信濃リースリング クリオエクストラクション2022です。
長野県小諸市造られたワインで、IWCポイントが94点でした。
完熟した葡萄を凍らせて溶けだした果汁を搾る製法で通常の3倍以上の原料を必要とするワイン。
濃厚でリッチな甘口に仕上げられています。
昨年のIWC2023でも銀賞を受賞しており、世界的に高い評価を受け続けるワインです。
また過去のヴィンテージは、IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2022で銅賞を受賞、IWSC2021では銀賞(シルバー)を受賞したワインです。
IWCテイスティングノート
鮮やかで明るい、砂糖漬けのオレンジ、マジパンのノート。若々しいエネルギー、レースのような酸味。
Solaris Shinano Riesling CryoExtraction,2022 (internationalwinechallenge.com)
②マンズワイン/山梨甲州2022
続いてご紹介するのは、マンズワインの山梨甲州 2022です。
山梨県の甲州で造られたワインで、IWCポイントが90点でした。
山梨県産ワインの品質を保証する地理的表示「山梨」(GI Yamanashi)の認証を受けています。
繊細な果実香とピュアでさわやかな味わい。
スッキリとした酸味で、甲州ならではの心地よいほろ苦さも感じます。
だしのきいた料理・天ぷらなどの揚げ物・お寿司や酢の物と合わせるのがおすすめです。
IWCテイスティングノート
風味豊かなうま味を背景にした、信じられないほど食べ物に優しいワイン。梨と核果で支えられています。酸っぱい白梅にグーズベリーの酸味とほのかな塩味を重ねています。
Yamanashi Koshu,2022 (internationalwinechallenge.com)
③広島三次ワイナリー/TOMOE 待月(たいげつ) シャルドネ2022
続いてご紹介するのは、広島県三次市にある広島三次ワイナリーのTOMOE 待月(たいげつ) シャルドネ2022です。
広島県産のシャルドネで造られたワインでIWCポイントが93点でした。
昨年のIWC2023では銅賞を受賞したワインとなります。
IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2023で銀賞を受賞の他、過去のヴィンテージは、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ2022で銀賞(シルバー)を受賞した経歴が華麗なワインです。
TOMOEシャルドネ新月のセカンドワイン的存在でフレンチオーク樽を使用して、発酵終了後にシュール・リーして熟成期間は約8か月。
しっかりとしたボディ感と樽熟成による熟成香が華やかな果実味とハーモニーを奏でます。
IWCテイスティングノート
Tomoé Chardonnay Taigetsu,2022 (internationalwinechallenge.com)
クリーミーなレモンにヘーゼルナッツの香りがします。食欲をそそるジューシーな酸味と爽やかな余韻。
④広島三次ワイナリー/VILLAQUA(ヴィラクア)イエロー
続いてご紹介するのは、広島県三次市にある広島三次ワイナリーのVILLAQUA(ヴィラクア)イエローです。
広島県産のシャルドネで造られたワインでIWCポイントが92点でした。
昨年のIWC2023では銅賞を受賞したワインとなります。
シャルドネ100%の「ブラン・ド・ブラン」、伝統的な製法で造られた、きめ細やかな泡を楽しむことが出来ます。
ハチミツや洋梨、あんずを思わせる芳醇な香り、フルーティで穏やかな酸味のバランスがよく、ふくよかな余韻を感じるワインになっております。
IWCテイスティングノート
Villaqua Yellow,NV (internationalwinechallenge.com)
桃とレモンを持ち上げた。口に含むと、香ばしい風味とグレープフルーツ。質感とまともな長さ。
⑤グランポレール/余市ツヴァイゲルトレーベ2022
続いては、グランポレールの余市ツヴァイゲルトレーベ2022です。
北海道余市産のぶどうで造られたワインで、IWCポイントが91点でした。
昨年のIWSC2023では銅賞を受賞したワインとなります。
ツヴァイゲルトレーべは北海道産赤ワイン用ぶどうの代表品種。
果皮の色付きを良くするため、ぶどうの周りの葉を取り除き、太陽の光を充分に当てるなど、余市の契約栽培農家で丁寧に育てました。
鮮やかなルビーレッド、上品でやさしいアロマと、軽快なタンニンによるすっきりとした口当たりが魅力です。
過去のヴィンテージは、IWSC2021で銀賞(シルバー)を受賞した経歴が華麗なワインです。
テイスティングノート
Grande Polaire Yoichi Zweigeltrebe,2022 (internationalwinechallenge.com)
かなりフルボディのスタイル、チェリーのタンニン、ブルーベリーの果実味、魅惑的なガリーグハーブ、フェンネルのフィニッシュとよくマッチしています。
⑥Niki Hills Winery/YUHZOME2021
続いてご紹介するのは、北海道仁木町にあるNIKI Hills WineryのYUHZOME2021です。
北海道仁木町で造られたワインで、IWCポイントが91点でした。
ツヴァイゲルトレーベを除梗後、果皮と一緒に発酵。
木樽にて約12か月熟成させました。
カシスなどの赤い果実とスパイシーさを感じます。
軽い口当たりながら余韻までしっかりとお楽しみいただける、ミディアムボディのワインです。
IWCテイスティングノート
Yuhzome,2022 (internationalwinechallenge.com)
砕いたラズベリーとチェリー。スパイシーでフレッシュなレッドチェリーと黒胡椒。香りのよい明るい果実味、フルーティーなスパイス、ほのかなラズベリーとレッドチェリーの果実味、胡椒といくつかのバラの花びらを振りかけます。
⑦高畠ワイナリー/バリック・シャルドネ2022
続いてご紹介するのは、山形県高畠町にある高畠ワイナリーのバリック シャルドネ2022です。
山形県高畠町で収穫されたシャルドネで造られたワインで、IWCポイントが93点でした。
昨年のIWC2023で銀賞を受賞したワインで、そのほかDWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)2022でも銀賞を受賞したワインです。
高畠町産シャルドネの中でも選りすぐりの葡萄だけを樽仕込みして大切に造り上げたミネラル感たっぷりのワインです。
黄桃や花梨のような芳香な果実の香りと樽由来のほのかなバニラ香が広がり、味わいはリッチでボリュームがあり、優しい酸味が長く続きます。
IWCテイスティングノート
桃とメロンの香り。シルキーな口当たりで、ライムと酸味が余韻にあふれています。とてもスタイリッシュです。
Takahata Winery Barrique Chardonnay,2022 (internationalwinechallenge.com)
⑧高畠ワイナリー/フニクリ・フニクラ・デ・木村シャルドネ2021
続いてご紹介するのは、山形県高畠町にある高畠ワイナリーのフニクリ・フニクラ・デ・木村シャルドネ2021です。
山形県高畠町で収穫されたシャルドネで造られたワインで、IWCポイントが92点でした。
昨年のIWC2023で銅賞を受賞したワインで、そのほかDWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)2022でも銀賞を受賞したワインです。
高畠町契約栽培家者木村幸雄氏圃場のシャルドネのみを使用した生産本数2,012本限定ワイン。
ミネラル豊かな味わいで、強めのトースト香と良くマッチし深い味わいが特徴です。
色調は輝きのあるイエロー、グレープフルーツや西洋梨等果実のアロマに、バニラやトースト、ナッツの香りが広がります。
口に含むと、厚みのある果実味と豊富なミネラルが、しっかりとした構造を形成し、しなやかで伸びのある酸味がエレガントに全体をまとめています。
IWCテイスティングノート
マルメロと桃の香りが漂う美しくエレガントなワイン。張りのある質感のある味わいで、輝かしい火山のミネラル感があります。
Takahata Winery Funiculi Funicula de Kimura Chardonnay,2021 (internationalwinechallenge.com)
⑨勝沼醸造/アルガブランカ イセハラ2022
続いてご紹介するのは、山梨県勝沼にある勝沼醸造のアルガブランカ イセハラ2022です。
伊勢原の単一畑から収穫された甲州種のみを原料に醸造したワインで、IWCポイントが90点でした。
昨年のIWC2023で銀賞を受賞したワインで2年連続で銀賞を受賞したワインとなります。
「ワイン造りはぶどう作り」という基本に忠実に、風土の個性を反映したワイン造りに取り組んでいます。
華やかな香りに加え、爽やかな酸味と微妙な甘さがバランス良く、他に無い個性を醸し出しています。
テイスティングノート
Aruga Branca Issehara,2022 (internationalwinechallenge.com)
リンゴや洋ナシの繊細で香ばしく、フローラルな雰囲気の爽やかでとても心地よい飲み心地です。
⑩勝沼醸造/アルガブランカ ピッパ2019
続いてご紹介するのは、山梨県勝沼にある勝沼醸造のアルガブランカ ピッパ2019です。
甲州種のみを原料に醸造したワインで、IWCポイントが91点でした。
昨年のIWC2023で銅賞を受賞したワインで2年連続で賞を受賞したワインとなります。
世界に通用する甲州ワインを目指し、新しいブランド『アルガブランカ』を立ち上げた勝沼醸造が満を持して発売した甲州ワイン。
2019年に収穫された甲州市勝沼町産甲州種の中から、厳選した葡萄の果汁を冷凍濃縮し、フレンチ・オークの新樽で7ヶ月間静かに樽発酵し、熟成したワインをさらに2年間瓶熟成。
瓶内熟成をすることにより、柑橘系の落ち着いた果実香に複雑で奥深い香りが加わり、穏やかな酸味と樽の香りとのバランスがすばらしく、しっかりとしたボディがあり、厚みと膨らみがある、まさに甲州ワインのグランヴァン(特級ワイン)といえるワインです。
IWCテイスティングノート
エキゾチックで香ばしいアロマ、柿と熟した洋梨、フルーティーな味わいと柑橘類の噛み応え。
Aruga Branca Pipa,2019 (internationalwinechallenge.com)
⑪MGVs winery/B153 勝沼町引前 2018
続いてご紹介するのは、山梨県勝沼にあるMGVs wineryのB153 勝沼町引前 2018です。
勝沼町上岩崎地区の自社農園の単一畑「引前(ひきま)」にて収穫したぶどうで造られたワインで、IWCポイントが90点でした。
房づくりでぶどうを1/4程度に切り詰め、さらに房自体の数量を半分にして徹底した収量制限を行い、糖度23度の濃厚なぶどうを収穫、樽と瓶でゆっくりと熟成させました。
完熟ベーリーAの繊細なアロマ、濃厚な果実味と長い余韻が感じられるフルボディの辛口ワインです。
IWCテイスティングノート
ジューシーな赤いプラム、バイオレット、バラの花びら。クランベリー、レッドアップル、ローズヒップシロップがチョコレートのような仕上がりに。
B153 Muscat Bailey A Katsunuma Hikima,2018 (internationalwinechallenge.com)
⑫盛田甲州ワイナリー/シャンモリ G.I.山梨マスカットベーリーA2023
続いてご紹介するのは、山梨県勝沼にある盛田甲州ワイナリーのシャンモリ GI山梨 マスカット・ベーリーA2023です。
山梨県産のマスカットベーリーA種ぶどうを100%使用したワインで、IWCポイントが90点でした。
豊かなラズベリーやプチトマトのような香りに、ローズマリーやシナモン、アーモンドのような香りがアクセントになっています。
味わいはアメリカンチェリーのような甘さと、ほろ苦いスパイス風味が調和。
軽やかさの中にもメリハリの利いた味わいが特徴です。
野菜料理からお肉料理まで、幅広いペアリングを楽しめます。
IWCテイスティングノート
Chanmoris G.I. Yamanashi Muscat Bailey A,2023 (internationalwinechallenge.com)
少し恥ずかしがり屋のバラとスミレ。赤りんご、ジューシーな赤スグリ、美しくフレッシュなバックボーン。ミントのフィニッシュ。少し恥ずかしがり屋ですが、少し筋肉の香りがそれを活気づける非常に魅力的で若々しいスタイルです。
⑬シャトーメルシャン/椀子オムニス2018
続いてご紹介するのは、長野県上田市にあるシャトーメルシャン椀子ワイナリーの椀子オムニス2018です。
長野県上田市にある椀子ヴィンヤードで収穫されたぶどうを使用したワインで、IWCポイントが91点でした。
IWSC2023では、95点という評価で日本ワイン唯一の金賞(ゴールド)を獲得したワインです。
ビール会社であるキリングループの傘下であるシャトーメルシャンのアイコンシリーズとしてリリースされているワインでブレンド比率は、カベルネ・フラン41%、メルロー34%、カベルネ・ソーヴィニヨン13%、プティ・ヴェルド12%です。
ステンレスタンクにて26~30度で約14日間、オーク樽にて約19カ月間熟成したワインで生産本数は約6,500本です。
過去にはDWWA2021でゴールドを受賞した経歴のあるワインでもあります。
IWCテイスティングノート
Château Mercian Mariko Omnis,2018 (internationalwinechallenge.com)
ブラックカラントの葉、黒胡椒、鉛筆の削りくず。エレガントなフローラルとバイオレットのノート、長く繊細で力強いバックボーン。
⑭シャトーメルシャン/椀子シラー2021
まずご紹介するのは、長野県にあるシャトーメルシャン椀子ワイナリーの椀子シラー2021です。
長野県上田市にある椀子ヴィンヤードで収穫されたぶどうを使用したワインで、IWCポイントが90点でした。
シャトーメルシャンは大手ビールメーカーであるキリングループが母体のワイナリーになります。
品種はシラーで黒い果実やホワイトペッパーを思わせるスパイシーな香りが感じられ、心地よい酸味と果実感が調和したワインです。
IWCテイスティングノート
赤とブラックカラントの果実を持つ非常にスパイシーで胡椒の香り。美しい絹のような質感と新鮮なスパイシーなフィニッシュ。
Château Mercian Mariko Syrah,2021 (internationalwinechallenge.com)
最後に
いかがでしたでしょうか。
素晴らしい個性、性格、複雑さを持つワインとして評価されたことで、日本ワインも世界に誇ることの出来るワインが毎年リリースされていることがわかるのではないでしょうか。
是非この機会に日本ワインも飲んでみてはいかがでしょうか。
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②金賞を受賞したワインを選ぶ
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そんな方に参考の記事はこちらから↓
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