日本ワインを探して日々ワイナリーや酒屋さん、飲食店さんに伺い続けては投稿を続けて、ついに400軒を超えました。
日本ワインのあるところについては地図にまとめてますので、ぜひ活用して頂ければ幸いです。
今回訪れたワイナリーは、東御市にある「アルカンヴィーニュ」です。
醸造責任者は小西 超さんでヴィラデストワイナリー代表も兼務されております。
アルカンヴィーニュの醸造担当も兼務しながらもヴィラデストワイナリーとの棲み分けが出来ている印象のある「アルカンヴィーニュ」についてご紹介して行きたいと思います。
こんな方におすすめ
・東御市で日本ワインをお探しの方
・東御市でワイナリーをお探しの方
・2000円台のワインを中心にお探しの方
アルカンヴィーニュとは?
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日本ワイン農業研究所「JW‐ARC」の「ARC」は「アーチ(弧)」を意味し、人と人を(ワインで)繋ぐ、という寓意を込めています。フランス語で虹のことを「アルカンシエルARC-EN-CIEL」(空にかかるアーチ)といいますが、その「空CIEL」を「ブドウVIGNE」に代えて、ワインを愛する人とつくる人が集う新しいワイナリーの空間を「アルカンヴィーニュARC-EN-VIGNE」(ブドウが繋ぐ人のアーチ)と名づけました。
https://jw-arc.co.jp/
アルカンヴィーニュでは、新規就農者を含む地域の農家や地元農協から供給される原料を使用して、ワイン、シードル、スパークリングワインなどを製造・販売します。同時に施設の一部を利用して「千曲川ワインアカデミー」を開講し、新規参入希望者に栽培醸造の技術とワイナリーの起業経営に関する情報を提供し、クレイドル(ゆりかご)ワイナリーとして彼らの自立を支援します。
地球温暖化により欧州系品種の栽培地として注目される東御市。
長野県では、ぶどう栽培と醸造に力を入れるべく「信州ワインバレー構想」として4つのブロックに分かれます。
・桔梗ヶ原ワインバレー
・日本アルプスワインバレー
・天竜川ワインバレー
・千曲川ワインバレー
の4つです。
アルカンヴィーニュは「千曲川ワインバレー」に位置します。
中でも「千曲川ワインバレー東地区」としてワイン特区となっている地区に位置し、ワインを造りたいが設備の無いワイナリーやぶどう農家がワインを造るために外部委託(以下委託醸造と呼びます)出来るワイナリーとしての役割を持っております。
ちなみにワイン特区とは簡単に言うと、酒税法で定める果実酒の最低生産量の3分の1程度で免許を取ることが出来る制度の事です。
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標高920mに建てられてテラスが印象的なワイナリーとなっておりますが入口はシンプル。
外観は青と白が基調となっています。
ロゴも青と白でデザインされているのでイメージ通りですね。
早速中へ入ってみます。
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店内はシンプルで、棚に本やらワインが並びます。
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自社のワインも販売されております。
価格帯は2000円台のワインが中心なので、飲食店で取り扱いが増えてくれると日本ワインもより飲まれると思います。
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アルカンヴィーニュと言えば「委託醸造」です。
現在では自社醸造しているワイナリーのワインも当時はアルカンヴィーニュで委託醸造をしていたと思うと歴史を感じますね。
ワイナリーの醸造施設を見に行く!
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醸造施設まで案内頂きました。
階段で下って向かいます。
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醸造施設へ到着。
生産本数は30000本から多い時は40000本リリースされますが、委託醸造ワインが50%を占めておりおります。
アルカンヴィーニュのワインについては、新しいヴィンテージはあるも、リリースされるワインは毎年おなじみのワイン達で価格や品質の安定に繋がっているように感じます。
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奥にもステンレスタンクが並びます。
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瓶詰めされたワインを保管するスペースはさすがに大きいです。
委託醸造のワインもここに保管されています。
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樽熟成中です。
委託醸造希望の方でも樽熟成を希望される方がいるので、自社醸造以外のワインが熟成されていることがあります。
…そろそろ飲みたくなってきましたので試飲をしてみましょう。
試飲スペースでワインを頂く!
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試飲は有料試飲で、2種と5種(訪れた時は休止中です)テイスティング可能です。
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まず頂いたのは、アルカンヴィーニュ シャルドネ。
長野県産のシャルドネを100%使用。約6カ月間ステンレスタンクでシュールリー熟成し、瓶詰しました。マスカットや白い花のみずみずしい香りとさわやかな酸味が特徴的な、フレッシュな白ワインです。
https://jw-arc.co.jp/
定価(税込)2,420円
アルカンヴィーニュのワインは、自社畑はなく全て買いぶどうで醸造されております。
飲んでみるとフレッシュ感は落ち着いて、酸も穏やかになった印象です。
料理に合せやすいワインですね。
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続いては、メルロー ヴィラージュ。
東御市指定生産者のメルローを100%使用したミディアムボディの赤ワイン。自然酵母、無濾過、亜硫酸添加を極力抑え、10カ月間樽熟成した、やさしい味わいのアルカンヴィーニュのフラッグシップワインです。
https://jw-arc.co.jp/
限定醸造。
定価(税込)3,630円
樽熟成したワインですが、味わいとしてはライトボディと言える味わい。
亜硫酸添加を抑えていることもあり、抜栓後飲む時間で変化も感じられます。
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試飲はイスに座って外の景色を眺めながら楽しむ事も出来ます。
ワイン以外にも、シードル三兄弟などのシードルも販売されており、卒業生もどんどん増えていくことを考えると今後もチェックすべきワイナリーです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
アルカンヴィーニュと言えば、千曲川ワインアカデミーも特徴的です。
座学やオンライン授業で学び、卒業後アルカンヴィーニュで委託醸造を依頼することも可能です。
ワインを造りたいと本気で考える方は、是非公式HPをご覧ください。
アルカンヴィーニュの詳細情報
住所:〒389-0505 長野県東御市和6667
電話番号:0268-71-7082
営業時間:10時00分~17時00分
定休日:木曜日
![](https://edokengo-jpwine-life.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/48723d1ad2b7e5b0c86026615e89c882.png)
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コメント
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