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社会福祉法人が母体のワイナリーまとめ

イベント・コラム

以前大手のビールメーカー4社のワイナリーや親会社が有名な日本のワイナリーについて紹介しましたが、日本では、一見ワインとは関係ないビジネスを行っているワイナリーもございます。

特に社会福祉法人とワイン造りは意外と密接に関わっていたりします。

そこで今回は、福祉法人が母体のワイナリーについて紹介して行きたいと思います。

 

社会福祉法人が母体のワイナリー5選

 

ココファームワイナリー

まずは栃木県足利市にあるココファームワイナリー。

母体となるのは指定障害者支援施設「こころみ学園」を経営する「社会福祉法人こころみる会」。

1969年(昭和44年)30名収容の施設「こころみ学園」が施設として認可されます。

そして1980年(昭和55年)2月 こころみ学園の考え方に賛同する父母など保護者たちの出資により、有限会社「ココ・ファーム・ワイナリー」が設立されました。

そんなココファームワイナリーでは、多くのワインが飛行機のビジネスクラスやファーストクラスに採用されております。

始めて国際線で採用されたワインが「2012Ashicoco(足利呱呱和飲)」です。

ココファームワイナリーで購入する際は「あしここ」として販売されているワインなのでぜひ手に取って飲んでもらいたいワインです。

COCOFARM&WINERY

 

サンサンワイナリー

続いては、長野県塩尻市にあるサンサンワイナリーです。

母体となるのは愛知県名古屋市にある社会福祉法人サン・ビジョン。

歴史としては1987年(昭和62年)社会福祉法人サンライフが設立されたことから社会福祉法人は始まります。

サンサンワイナリーとしては、2013年(平成25年)サンサンヴィンヤードを開設され、2015年(平成27年)サンサンワイナリーを醸造開始して現在に至ります。

そんなサンサンワイナリーですが、ワイナリーの目の前に広がる畑がとてもきれいです。

まさに太陽の日差しが「サンサン」と降り注ぐ場所でぜひ行っていただきたい場所です。

ぜひ目の前に広がる畑から造られるワインがおすすめです。

白ワインですと、サンサンエステート柿沢シャルドネネイキッドは自社畑のシャルドネで醸造されております。

サンサンワイナリーWEB SHOP
サンサンワイナリーは、長野県塩尻市にあるワイナリーです。遊休荒廃地を土づくりから始め、元々この土地が持つ個性を十分に引き出し、この地域だからこそ出来るワイン造りで新たなブランドを育み、それが地域文化を豊かにしていくことを願っています。

 

小牧ワイナリー

続いては、愛知県小牧市にある小牧ワイナリーです。

母体となるのは、社会福祉法人AJU自立の家。

歴史としては1990年(平成2年)4月社会福祉法人AJU自立の家開設されたことから始まります。

小牧ワイナリーとしては、2003年10月にピア名古屋ワイン事業部が開設されたことが前身のワイン事業のはじまりです。

岐阜県多治見市にある多治見修道院の葡萄畑栽培を開始したのち、2015年5月に小牧ワイナリーを開設し、現在に至ります。

そんな小牧ワイナリーでは、織田信長にゆかりのある小牧市ということで、小牧城信長ワインを販売しておりますのでぜひ注目です。

小牧ワイナリー【公式】 | 社会福祉法人AJU自立の家
小牧ワイナリー公式サイトです。「社会福祉法人AJU自立の家 小牧ワイナリー」は、愛知県小牧市野口地区に、障害のある人たちの就労支援の場として2015年4月にオープンしました。

 

いわきワイナリー

続いては、福島県いわき市にあるいわきワイナリーです。

母体となるのは、「特定非営利活動法人みどりの杜福祉会」。

歴史は、2009年(平成21年)8月に特定非営利活動法人みどりの杜福祉会は設立されたことから始まります。

いわきワイナリーとしては、震災から1年半後の2012年(平成24年)9月に設立当初からの夢であったオリジナルワイン作りのために、収穫したぶどうは、山梨県勝沼にある東夢ワイナリー様の協力の元にワイン造りを始めたことから現在に至ります。

そんないわきワイナリーですが、いわきワイナリー マスカットベリーAはぜひ飲んで頂きたいワインです。

というのも2010年(平成22年)4月1日に就労継続支援B型事業所「就労支援センター未来工房」がオープンした際に、好間農園にマスカットベリーAやメルロー等のぶどう栽培からはじまってますので、もっとも樹齢の長いぶどうです。

いわきワイナリー

 

ケアフィットファーム ワイナリー

続いては、山梨県勝沼にあるケアフィットファーム ワイナリーです。

母体となる「公共財団法人 日本ケアフィット共育機構」は障がい者就労支援事業所です。

歴史的には、1999年11月に特定非営利活動法人日本ケアフィットサービス協会(東京都知事認定書第455号)として登記されたことで正式に事業として活動が始まりました。

ワイナリーとしては、2015年5月にケアフィットファーム勝沼を設置したところから始まり、現在に至ります。

ケアフィットファームの目指すものとして、ケアフィットファームの利用者が「自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、農業を中心とした生産・加工・販売といった6次産業化をとおして活動の機会を提供するとともに、その知識及び能力の向上に必要な支援を適切かつ効果的に行う」とあります。

利用者の活動の場と雇用を生み出すためにこのワイナリーを発足した歴史があります。

そんなケアフィットファームワイナリーで気になる商品と言えば、低温・長時間発酵させることで芳醇な香りとなっているという「甲州寒仕込み2018」。

寒仕込みなので芳醇な香りが立っているワインとなりますので、手に取る機会があればぜひ試してみたい商品です。

ケアフィットファーム|公益財団法人 日本ケアフィット共育機構
ケアフィットファームについてのご紹介ページです。 日本ケアフィット共育機構 誰もが暮らしやすい共生社会をめざして

 

いかがでしたでしょうか。

ワイナリーの始まりは、さまざまですが日本でも多くのワインを造っておりますのでぜひ興味を持って頂けますと幸いです。

その他の母体で経営されているワイナリーはこちらから

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