ワインは、コンクールにて評価されることで人気になることがあります。
そんなコンクールの1つであるIWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2024のワインの受賞結果が、5月20日に発表となりました。
IWSC2023も金賞受賞ワインをご紹介しましたが、今回はIWSC2024で受賞した日本ワインについてご紹介して行きたいと思います。
日本ワインとは…日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で造られたワインの事を指します。
IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)とは?
2019年に50周年を迎えたワイン化学者アントン・マッセルが1969年に設立。
IWSCが国際ワイン&スピリットコンクールを創設し、バイヤー、生産者、蒸留所、ソムリエ、ディストリビューター、インフルエンサーなど、数百人のグローバルエキスパートが年間を通じてワインやスピリッツを審査するなど、数百人の世界的な専門家が国際的な基準で品質を判断しております。
今年で55回となります。
そんなワインの中で日本のワイナリーも参加しており、金賞を受賞した日本ワインが3アイテムありました。
※ワイン採点システム
金(ゴールド):95-100点
銀(シルバー):90-94点
青銅(ブロンズ):85-89点
そこで今回は、金賞を受賞した日本ワインを紹介させて頂きたいと思います。
金賞(ゴールド)を受賞したワイン3選
①グランポレール/安曇野池田シラー2018
まずご紹介するのは、長野県にあるグランポレールの安曇野池田シラー2018です。
長野県「安曇野池田ヴィンヤード」産のシラー100%のワインでIWSC2024で95点という評価で赤ワイン唯一の金賞(ゴールド)を獲得したワインです。
ラベルには、麓の田園から眺める有明山と北アルプスの山々が織りなす安曇野池田の大自然を色の階層だけで印象的に表現しました。
ブラックチェリーやマッシュルーム、空気に触れると熟したプラムの様なニュアンスも感じさせます。シルクのように滑らかなタンニンが魅力的な日本ワインです。
新樽比率10%で樽熟成期間19ヶ月の生産本数6182本のワインです。
最高得点ということだけでもすごいですが、赤ワインで世界の品評会で評価されたということに驚きのワインです。
テイスティングノート
https://iwsc.net/results/detail/147127/grande-polaire-azuminoikeda-syrah-2018
香り高く、スパイスの効いたアロマが、濃い果実味へと導きます。レッドプラム、ブラックチェリー、ミネラル、ブラックペッパーのノートが深みと複雑さを示し、風味豊かなバニラフィニッシュで最高潮に達します。よくまとまり、バランスの取れたワインで、美しい展開を見せています。“
②高畠ワイナリー レ・トロワ・シゾー・ド・オオウラ・エン カミワダ・シャルドネ2022
続いてご紹介するのは、山形県高畠町にある高畠ワイナリーのレ トロワ シゾード オオウラ エン 上和田シャルドネ2022です。
山形県高畠町の上和田地区のシャルドネ100%のワインでIWSC2024で95点という評価で金賞(ゴールド)を獲得したワインです。
驚くべきは今年開催された世界的なコンクールであるIWC2024でも日本ワイン最高の95点という評価をされたワインで複数の世界的なコンクールで金賞を受賞する快挙を成し遂げたワインです。
また、IWC2023でも金賞を受賞したり、IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)2022で銅賞を受賞、IWSC2021では銀賞(シルバー)を受賞したワインです。
上和田地区は標高の高いぶどう産地のため、山の麓に面しております。
そのため熊などの動物が山から下りてきて、ブドウを食べてしまいます。そんな上和田の大自然で育ったブドウから凝縮したぶどうだけを選び、造られました。
テイスティングノート
大胆なトロピカルフルーツスタイルで、オークの熟成によるクリーミーさとバランスの取れた素晴らしいフレッシュな酸味があります。熟したグレープフルーツ、スターフルーツ、アプリコットのフレーバーに、トーストしたシード、バニラ、ナツメグの層が複雑さを加えています。ミディアムウェイトで、長く無駄のない仕上がり。“
https://iwsc.net/results/detail/147195/oura-chardonnay-2022
③SUNTORY FROM FARM/登美 甲州2022
続いてご紹介するのは、山梨県甲斐市にあるSUNTORY FROM FARMの登美 甲州2022です。
ぶどう品種「甲州」を100%使用し、日本ワインのフラッグシップである「登美」の名を冠する商品の発売は初となるヴィンテージで95点という評価で金賞を受賞したワインです。
中味は、メロンや黄桃、みかんなど果物を思わせる香りに加え、黄色い花やハチミツを連想させる甘い香りが感じられます。
豊かな果実味とまろやかな酸味、ほろ苦い余韻が魅力の、凝縮感と気品の高さを高次元で併せ持つ、まさに「登美」にふさわしい味わいです。
テイスティングノート
Suntory | Tomi Koshu 2022 | Still Wine | IWSC
柿、フローラル、ローズウッドの可憐なアロマを持つ、表情豊かでアロマティックな例です。口当たりは滑らかで絶妙なバランスで、梨、ライチ、パイナップル、蜂蜜の複雑な風味で構成されています。余韻は長く爽やかで、バニラの甘い香りがします。“
※9月10日(火)からサントリー登美の丘ワイナリー、ECサイト「SUNTORY FROM FARM Online Shop」および一部流通などで数量限定発売予定
最後に
いかがでしたでしょうか。
素晴らしい個性、性格、複雑さを持つワインとして評価されたことで、日本ワインも世界に誇ることの出来るワインが毎年リリースされていることがわかるのではないでしょうか。
是非この機会に日本ワインも飲んでみてはいかがでしょうか。
ほしいワインがどうしても見つけられない方は…こちら。
酒屋さんに行ったけど、
探しているワインが見つからない!
どんなワインを選んでいいかわからない!
というあなたにワインを選ぶ際におすすめの方法は3つです。
①「ジャケ買い」ならぬ「ラベル買い」
CDを買う際にはおなじみの買い方です。
最近では、ラベルのかわいいラベルやデザインにこだわったワインも増えているので初めての方にはお勧めです。
②金賞を受賞したワインを選ぶ
ラベル買いだと美味しいワインじゃない可能性がある!と思われる方には、品評会で評価されたワインはいかがでしょうか。
日本または世界のワイン関係者が基準を基に選んだワインになりますので、客観的にみてもいいんではないでしょうか。
また選ぶ人が品評会によって異なるので、例えば女性が選んだワインもあるので客観的に見る上では一番いい選び方だと思います。
「でも品評会で選ぶと言ってもどんな品評会があるかわからない…」と思う方も多いと思います。
そんな方に参考の記事はこちらから↓
③とにかくいいワイン!
何でもいいからとにかく美味しいワインが飲みたい!と思った方には、もう高級なワイン一択でしょう。
高級なワインは、それぞれのワイナリーがその年で一番自信のあるワインをボトルに入れているので間違いありません。
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